2017.03.06 夜 えっ、シャトーブリアンの天ぷら!?@たきや 天ぷら 六本木・麻布・広尾 10000円〜29999円 ★★★★☆ 牛肉は天ぷらには向いていない?素材自体が強いからでしょうね。鶏の胸肉のようなさっぱりした肉を使うのが一般的。事実これまで牛肉を使った美味しい天ぷらには出会った記憶がない。麻布十番の『たきや』を訪ねるまでは。 「たきや」を一躍有名にしたスペシャリテが「シャトーブリアンの紫蘇巻揚げ」。鹿児島産の黒毛和牛は小豆色のレア加減を残しつつ、肉汁をたっぷり溢れだします。肉汁が残るということは、天ぷらと紫蘇が壁になっているということ。蒸し料理として完成されてることの証明ですね。紫蘇の独特な苦みが余計な脂もきっちり逃がします。極め付けにトリュフ塩で香りも追加されるのだから、なるほど皆がこれを目当てに集まるわけです。 他にも独創的なメニューは牛肉だけではない。鹿児島霧島豚のバラ肉を使った「豚肉のチーズ巻」や「雲丹の海苔巻き」のインパクトも強い。 「伊勢海老」にもキャビアで塩気を作るなんて贅沢ですね。「旨いものは旨い」、天ぷらの常識に挑戦するのはこの理由だけで十分です。 日本料理を極めた笠原さん。脇を固める先付けやデザートにもご注目ください。 その他メモ。 「車海老」「車海老 頭」「そら豆」「キス」さくふわ 「筍」みずみずしさがすごい。香りもいい。「白魚」一匹ずつ衣「ふきのとう」「蛤」 「桜海老のサラダ」「舞茸」「天茶」「天丼」 — たきや東京都港区麻布十番2-5-11 AZABU MAISON 201https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13222847/