2020.01.02 夜 インド料理もファインダイニングの時代へ!@ニルヴァーナ ニューヨーク 世界料理(アジア) 六本木・麻布・広尾 10000円〜29999円 ★★★★☆ カレーといえば、B級グルメとかファストフードのイメージの方が強い。だが、カレーというかインド料理は、もうすでにファインダイニングの域に到達しております。実際に、イギリスなど海外ではミシュランを獲得するインド料理店も生まれております。そんな潮流に乗ってか、ニューヨークでもファインダイニングのインド料理店が誕生。東京進出を果たし、六本木のミッドタウンに『ニルヴァーナ ニューヨーク』としてレストランを営業しております。ファインダイニングらしい夜景を望む素敵な空間。真っ白なクロスにムーディーなジャズが聞こえてくるなど、コースを提供するのにふさわしい空間で迎えてくれます。 ニルヴァーナのある月のコースを紹介していきましょう。「苺とブッラータチーズ」スターターを務める華やかな一皿。イチゴの酸味と甘味にチーズやハイビスカス塩の塩気がしっかりと機能します。タイやインドでは酸味づけに使われるタマリンドをドレッシングとして使うなど、きっちりインド料理ともブリッジしてきます。インド料理を昇華させた結果なのでしょう。 「木の子と挽き割り豆スープ」挽き割りだからこそ、その豆が食感とともに甘さを伝えてきます。バランスを取るようにスパイスも機能させます。季節の木の子が複数種類使われ、まるで肉のような役割を果たします。またインパクトを強めるためかニンニクのような風味も加えております。ヘルシーなのに食べ応えがある、そんな一品に仕上がっております。 「三重県産伊勢海老のタンドール」タンドール料理といえばチキンが一般的ですが、日本が誇る三重県産の伊勢海老もタンドール窯で仕上げます。ファインダイニングを象徴するようなインパクトのある一品になっております。マスタード的なスパイスを駆使してさらにインド料理のエッセンスを付加。海老の味噌と混ざり合った時は二乗の美味さを手に入れます。 「名古屋コーチン・コフタカカレー」メインを務めるのはもちろんカレー。コフタカとは肉団子のことで、こちらも銘柄鶏の名古屋コーチンが務めます。強い食感と味わいが主役の座は譲らんよ!と言わんばかり。カレーも負けぬとダルの甘さで攻めて、最後は不思議とスパイシーな味わいで締めてきます。 ナンもユニークで、ローズマリーを練り込んだ形で提供されます。単体で食べてもローズマリーが品よく、カレーと食べればスパイスの一部として加わってきます。 「赤いショコラムース」最後はチョコレート。チョコレートといえば、カレーの隠し味として定番ですからね。相性がいいのは間違いない。今回のコースは新春のものでしたが、イチゴ、木苺、レッドカラントで作られた真っ赤なデザートはむしろクリスマスのようですね。笑 — ニルヴァーナ ニューヨーク050-5890-6210東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア ガーデンテラス 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13037327/