2019.12.01 夜 鮪好きなら一度は食べておきたい!@いちかわ 寿司 六本木・麻布・広尾 30000円〜49999円 ★★★★☆ 白金高輪にある寿司店『いちかわ』。看板などはないが、凛とした雰囲気に場所はすぐに特定できます。ミシュランの三つ星も獲得する寿司店で腕を磨いた実力派。その以前には京都の日本料理店「菊の井」にも在籍し、その経験も随所に感じさせます。それだけに、もう少し色々とつまみは堪能してみたかったのが正直なところ。というのも、出汁弾き方が秀逸で印象的だったから。逆に言えばそれだけ寿司へのこだわりが強いのでしょう。 つまみのラインナップ。「鯛(明石)」 「鰹の炙り(能登)」 「鮑」肝 「ふろふき蕪とカマス」 圧巻の鮪尽くし!! これから旬を迎える鮪がいちかわでの主役。仕入れは鮪卸の日本一の呼び声高いやま幸からで、この日は千葉県は勝浦の鮪。 全て同じ個体で、赤身、中トロ、大トロと部位の違いを楽しませてれます。しかも全てデフォルトで二貫づつ提供するスタイルに、そのこだわりと自信が確信できます。 シャリはマグロに照準を合わせただろう硬めに炊いた赤酢のシャリで、その相性は抜群。シャリ自体は小さめなので、少食の方々でも安心して鮪を堪能することができます。 最も印象的だったのはやはり鮪で大トロを漬けにしていただきました。淡白な部位こそ似合う漬けの手法だが、脂と漬けの掛け算はやはり強烈なインパクトを残します。総じて煮切りは多めに塗っている印象だが、シャリのニュアンスでバランスを取ろうとしております。それでもやはり塩気はあるので、お酒にもよくあいますね。ここまでくれば最後は「鉄火巻き」、こちらもデフォルトでトロの部分を使うサービスっぷりです。鮪好きなら一度は食べておきたい、そんなお寿司でございました。 その他の握りのラインナップ。「墨烏賊」 「小肌」 「鯵」 「雲丹」 「いくら丼」 「穴子」 「玉子」 「干瓢巻き」 — いちかわ東京都港区南麻布2-10-13 OJハウス 101https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131602/13210722/