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2019.07.04 夜

北新地に中華料理の花が咲いた。@蓮心

中華料理

大阪市

10000円〜29999円

★★★★★

仏教における極楽浄土に咲く花とされ、泥の中から茎を伸ばして美しい花を咲かせる蓮の花。大阪一の繁華街である北新地にこの植物の名前を持つ新店が登場。名前は『蓮心』、泥の中から美しい花を咲かせるというシェフの哲学がネーミングにしっかりと表現されております。実直な性格と溢れ出る向上心を持つシェフにぴったり。惜しまれながら閉店した京都の中華料理店「蓮香」のシェフが、様々な苦労を乗り越えて、この北新地に再び美しい花を咲かせております。

1つ1つの皿に高い気品というかセンスを感じるアウトプット。本来の風味を感じさせる味付けには、素材への知識とリスペクト、ひいてはシェフの技術力を感じさせます。

例えば、とうもろこしの「春巻」の中では素材の甘さをきっちり感じさせ、渡蟹の冷製ビーフンにおいては、蟹の旨味とともに内子の濃厚なコクを味付けに参加させます。さらには、トマトの爽やかな酸味が暑い季節に合う仕上げに。

定番の料理もクオリティーが高く、コースの中で一分の隙も見せない。自家製の窯焼き叉焼などは絶品な事はもちろん、アクセントとなる辛味噌までも上手に仕上げてきます。

個人的に一番のお気に入りは中華料理の定番「フカヒレ」の料理。少々火入れの強そうなルックスだが、カリッとした外側に対して中はほんのりとした柔らかい火入れ。絶品の金華ハムでとったとろみのあるスープが、繊維の隅々までをコーティングしているように染み渡ります。

食事には鮑を使った「炒飯」。肝も使った濃厚な炒飯は思い出すだけで唾液が誘発されます。笑 美味しい料理だと満腹中枢が刺激されないミトミえもん。

「麻婆豆腐」に「つゆそば」にとついつい追加注文。こうした無理難題にも答えてくれる引き出しの多さにも感心してしまいます。

季節を変えて通いたい、そんな素晴らしい中華料理店でございました。北新地に新しく咲いた中華料理の花をご鑑賞、もとい、ご賞味あれ!

その他、料理ラインナップ。

「蒸し鶏 葱ソース」

「和牛 マコモダケ XO醬」

「レンコンの素揚げ」

「杏仁豆腐」

蓮心
06-4256-8015
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-7-8 新日本新地ビル 5F
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27111640/

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