2019.06.08 夜 地元で愛される老舗焼肉店。特等席のカウンターを狙うべし!@江畑 焼肉・肉料理 京都市 5000円〜9999円 ★★★★☆ 地元で愛される京都の老舗焼肉店『江畑』。お店のある五番町エリアはかつて花街として賑わったそう。この江畑の建屋もかつての遊郭をリノベーションしたのだとか。歴史の一端に触れたようでなんだかテンションが上がってしまいます。この江畑の歴史も古く、大将のお祖父様の時代に天ぷら屋を起こし、創業から80年近い年月が経っているそうです。京都の街って本当に悠久すぎて、いつも驚かされてしまいます。 さて、そろそろ食事をいただいていきましょう。江畑の特等席はカウンター席。特に手前の席に座ることができれば、大将自らがが肉を焼いてくださいます。焼肉は焼き手で全く違う物になってしまいます。特にホルモンは焼き加減が難しいですからね。特等席に座ってこそ、江畑の肉の素晴らしさに気づくことになります。 まずは刺身から。タン刺しとハツ刺し、新鮮だからこその生肉は臭みなどとは無縁。辛子をアクセントにつければ立派なビールのつまみとして役割を果たしてくださいます。 焼物のロース、バラ肉、天肉など、決して高価な部位ではありませんが、江畑のタレがたちまち完成度の高い肉へと変身させてくれます。ちなみに、天肉ってほっぺたの部分ですよ。特にあっさりした部位なので、その恩恵を大きく感じます。 焼きの極意を一番に知ることができるのは「テッチャン」。シマの部分を焼かない片面焼き。こうするとぷるぷるな脂の旨味が一切失われずに、口の中に飛び込んでまいります。口の中の温度だけで溶けていくのだから確かに火に当てる必要はない。この焼き方は目から鱗、真似してみようとも思いますが、新鮮さへの信頼がないと中々できませんね。笑 最後を飾るのは裏メニューの「ギアラネギ」。4番目の胃袋であるギアラにたっぷりのネギをのせます。ネギはもちろん九条ネギで、ここに京都らしさを感じさせてくれます。しんなりしたネギは甘味を作り、ギアラの歯ごたえとネギのシャキシャキがたまらんです。この食感がネギの辛さや甘さを感じる十分な時間を作ってくれます。裏メニューですが、勇気を持って注文してみましょう!! — 江畑075-463-8739京都府京都市上京区六軒町通下ル長者町東側四番町148-1https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260501/26001035/