2019.04.17 夜 歴史のある街で、寿司の歴史に触れる@弁天山美家古寿司 寿司 上野・浅草・日暮里 10000円〜29999円 ★★★☆☆ 江戸前寿司にとって最も重要な人物は華屋与兵衛。この山葵を使った握り寿司の考案者でございます。創業の両国与兵衛寿司は昭和初期に閉店しているが、浅草にある老舗寿司店『弁天山美家古寿司』もその流れを汲んでいるという。江戸前寿司の創業者なら全ての寿司店が流れを汲んでいるといっていいような気もするが、与兵衛寿司が1824年創業、弁天山美家古寿司が1866年創業というから、かなり近い世代で技術の継承があったのでしょう。 煮きり、ツメ、ヅケ、酢〆、昆布〆などの定番の技法は、実はこの時代からずっと守ってきたもの。浅草という歴史のある街で寿司の歴史に触れる、なんと贅沢なことか。カウンターに立つ6代目の大将が守り続けてきた暖簾と技術を披露してくれます。 寿司は元来ファストフード。高級店の寿司では”おまかせ”が常識になっているが、こちらは好きな物を頼むことのできる”おこのみ”の用意もございます。こういうところにも歴史の継承者としての矜持を感じますね。もちろん、自慢のネタ達のおまかせの用意もございます。ちなみに、これが屋号を冠した美家古コースでございます。「平目昆布締め」「小肌」「鯛」「勘八」「赤貝」「北寄貝」 「鱚」「才巻海老」「鰹」「蝦蛄」「墨烏賊」 「ヅケ」「細魚」「中トロ」「穴子」「玉子」「スルメイカ」 「干瓢巻き」「鉄火巻き」 — 弁天山美家古寿司03-3844-0034東京都台東区浅草2-1-16https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003694/