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2019.03.12 夜

新しい店には春の料理がよく似合う。@新ばし 星野

日本料理

銀座・新橋・有楽町

30000円〜49999円

★★★★★

移転後の初訪問の『新ばし 星野』。まだまだ真新しい白木のカウンターが眩しい。昨年の8月末の移転ではあるが、まだまだ新しい店には春の料理がとても似合います。料理は出会いものである「若竹煮」から。淡いながらもしっかりした味付けで鹿児島産の筍を楽しませてくれます。歳時の名物でも季節を感じさせてくれます。

錦糸卵の上の車海老は華やかさを、下のどんこ椎茸は旨味を提供。特に焼き穴子の香ばしさがたまらない風味を作っております。

冬の名残には河豚。醤油も適度で、焼いたことによる風味がふくよかな「焼き河豚」、クリーミーで同じくふくよかな「焼き白子」と続きます。

前者ではアラと身の食べ比べさせてくれますが、骨の周りの部分に旨味が集まっているよう。気持ちを察してか、手掴みで食べちゃってください!というお言葉。それでは遠慮なく!笑

今回の特にお気に入りはこの2つ。1つは蛤の真薯のお椀で、これがまた手品のような料理。最初は純粋に秀逸な出汁の旨味が堪能した後、真薯に箸を入れると色に大きな変化が。お椀の中に蛤の旨味エキスが白く波紋のように広がっていくのです。もちろん味もこれに呼応して旨味がお椀を支配していきます。これは素晴らしい。

もう1つはこの紅瞳の焼き物。誰か、これが白身だというのは嘘と言って!脂が信じられないほどに滴り落ちます。特に皮の境の部分の旨味は唯一無二。

食事には山椒雑魚と漬物、それに定番の「牛の時雨煮」が。味付けもかなり強いので、ご飯を4杯も食べてしまいました。笑 淡い味付けの若竹煮から始まり、濃厚な味付けの時雨煮で終わる。計算されつくした構成にもうっとり。素晴らしい食事をいただきました。ご馳走様です!

その他の料理はこんな感じ。あー、もうすでに行きたい気持ちになってる自分がいる。笑

「吉野煮」 

「グジと蕗の薹」

「鯛(明石)、赤貝(山口)」

「黒メバル、筍、蕨」

「かすご鯛と菜の花」

1回目の訪問
「どこよりも近く、どこよりも遠い店。@新ばし 星野」
https://blog.33inc.jp/2017/06/07/24306/

2回目の訪問
「今回の星野は松茸を堪能!(更新が遅くてすいません!)@新ばし 星野」
https://blog.33inc.jp/2017/09/04/23848/

新ばし 星野
03-6450-1818
東京都港区新橋5-31-3
https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13136847/

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