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2019.01.09 夜

新しい四川料理がここにあります。@四川料理 巴蜀

中華料理

福岡市

10000円〜29999円

★★★★☆

福岡にある中華料理店『巴蜀』へ。かつて中国にあった巴州と蜀州は、今の四川省の場所。温故知新的なアプローチで、1980年代から2000年代付近の四川料理を提供しております。当時の四川料理を知らないのでこれを語る術を持たないが、巴蜀の料理には「新しい四川料理」という印象を持ちました。まさに故きを温ねて新しきを知るといったところか。

四川料理には昔から「一菜一格、百菜百味」という言葉があるそう。1つ1つの料理に個性があり、百の料理があれば百の味があるという意味。そんな言葉を証明するかのように十品にも及ぶ前菜で料理がスタートする。

よだれ鶏なんかの定番もあれば、皮をスパイシーに素揚げしたもの、芋を唐墨と合わせたものなど、見たことのないアプローチも。

数もさることながら、様々な味覚の刺激に満足感が得られること間違いなし。お客さんによっては前菜だけで十分なんて声もあるとか。笑

前菜が終了しても、百菜百味のアプローチは緩めない。まず紹介したいのは「車海老の米炒め」。カラリと揚げられた車海老が米の中に隠れております。

花椒などのスパイスが混ぜ込まれたお米は、食感の軽やかなソースの働きを担います。この香り豊かな米だけでもつまみとして十二分の働きを。お腹が膨れてしまいそうな強迫観念との戦いが始まることは必至です。笑

次に紹介するのは「甘鯛の白湯煮」。ねっとりと粘度のある白湯のスープ。豚骨の街である福岡らしささえも感じます。この絶品のスープが甘鯛の繊維に隙間なく入り込み、完全な一体感を作り出します。

組み合わせのユニークだったのは「鶏肉、トリュフ、上海蟹」を使った炒め料理。組み合わせ自体も面白いが、食材ごとの旨味、食感、香りなどが不思議なほどにマッチしております。これは他では絶対に食べられない料理といっていいでしょう。

四川料理が好きな方、苦手な方でも一度試してもらいたいお店。温故知新的なアプローチで、これまで経験したことのない新しい四川料理が味わえることでしょう!ご馳走様でした。

その他の料理はこんな感じ。

「フカヒレ姿煮」

「アヒルの揚げ物」

「鮑の麺」

「黒毛和牛のスープ」

「デザート」

四川料理 巴蜀
092-482-7474
福岡県福岡市博多区美野島2-3-14
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400101/40043723/

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