2018.10.19 夜 ようこそ東京へ!今度は神戸の名店が神楽坂に!@紀茂登 日本料理 四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋 50000円〜 ★★★★★ ようこそ、東京へ!!名店の移転が続きますが、また1つ、今度は神戸の名店『紀茂登』が東京へやってきました。場所は神楽坂。マンションの横の空間に、京都を彷彿とするような中庭を作っております。一方で、玄関では暗証番号を入力して店内に入っていくというハイテック。そういえば、神戸の時代も高層マンションの1階に、和の空間を作り上げられておりましたね。 紀茂登の東京移転のスタートは松茸の季節。挨拶代わりは、鼈に雲丹や鮑などの高級食材達を重ねます。その中にあって枝豆の風味がしっかり存在感を示しているのが面白い。もちろん、香りづけは松茸が担当しております。 続くのは松茸のご飯に生カラスミのてんぷらを乗せます。次の松茸と蟹のお椀も同様だが、素材を豪快にあてがいながらもトータルの美味さを作り上げるのはさすがの一言。 主役は松茸だけじゃない!と言わんばかりの食材も続々と登場。1キロを超える「ノドグロ」は、厚みのあるカットもあってか脂の強さは驚くべきもの。炭の香りが重要なアクセントになっております。 そして、紀茂登が誇る最高級の白甘鯛、炙りを加えた伊勢海老、ぷりっとした焼き鼈と勢いが弱まることはない。 食事においてもご飯のお供は、シャトーブリアンにイクラが担う。これだけでも強い満足感があるが、雑炊にも姿を変えて提供をいただきます。 しかも、ここに使われる出汁は鼈、鮑、松茸ときました。旬の力か、松茸の風味を強く感じましたね。 紀茂登の最後を飾るのはやっぱりこれ。牛乳と生クリームのミルクブランマンジェの出番。ここにバニラビーンズとローストしたアーモンドが加わっております。この時点でも十分な完成品ではありますが、ここに贅沢に貴腐ワインの頂点であるシャトー・ディケムを投入します。デザートワインが本当のデザートになった瞬間、本当に完璧なものが完成します。 最高の時間をありがとうございました!そして、改めてようこそ東京へ!! — 紀茂登東京都新宿区東五軒町5-5https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13226856/