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2018.07.18 夜

京都が誇る中華料理。これこそが京風中華料理だ!!@にしぶち飯店

中華料理

京都市

10000円〜29999円

★★★★★

京都・八坂神社近くの閑静な路地にある中華料理店『にしぶち飯店』へ。中華料理を学んだ後、同じく京都の日本料理店「祇園 さゝ木」で修行をした西淵シェフ。経歴が示すように和の食材を取り入れたコースになっており、京都の中華料理店らしさが垣間見えます。2013年の創業時には29歳のとき若い大将ですが、言わずと知れた名店としてすでに活躍をしております。その証拠に予約がなかなかとれない超予約困難店となっております。

最初の料理は大間の雲丹や鮑に黒酢を効かせたもの。日本料理店でもお馴染みの食材に加えて穂紫蘇などもアクセントとして加えております。中華としての軸は黒酢に預け、酸がきいた味付けは夏にぴったりな一品に仕上がっております。

続くのは叉焼と唐揚げ。どうしたらこんなにも、ふわふわな食感を生み出せるのか。抜群の火入れに驚きを隠せません。単体でも十分な満足感が得られますが、叉焼に乗せたロックフォールチーズが加えるコクがたまりません。足の部分も含めて、叉焼でここまで感動したのは初めてことだ。

スペシャリテとも呼ばれるのが中華の最高級食材であるフカヒレ。肉厚なフカヒレが香ばしく焼かれ、その風味がスープ全体に広がります。一方の上湯スープもまた様々な食材の旨味が抽出され、フカヒレの繊維の中に浸透していきます。これは素晴らしい。

和の高級食材であるノドグロも登場。もち米に合わせた料理だが、豆チや豆板醤が中華の領域に連れて行きます。甘さや辛さがノドグロの脂と混ざり合い、もち米と相性がぴったりなものに。

和牛はステーキのように提供。上にはピーマンが乗せられ、味付けは黒胡椒が務めます。これはいわばネオ青椒肉絲ですね!

中華らしく麻婆豆腐と杏仁豆腐で終演。ただ最後までユニークネスを失わないのはさすが。

杏仁豆腐は、台湾かき氷のように杏仁豆腐そのものを氷にして削ったもの。隅から隅まで杏仁豆腐のかき氷になっております。また頑張って予約をゲットして再訪したいです!ご馳走様でした。

にしぶち飯店
075-561-1650
京都府京都市東山区上弁天町444-2
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26022200/

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