一周回って新しい！歴史に残る中華そば店のつけそば。@丸長中華そば店

ラーメンの歴史を語るのに荻窪というエリアは外せません。今回紹介するのは『丸長中華そば店』。創業は戦後まもない１９４７年、もともと蕎麦職人だったご主人が有志を集めて開業したお店。そのスタッフはそれぞれ独立し、業界をさらに盛り上げていったそうです。その流れの中につけ麺の神様と呼ばれる大勝軒の山岸氏も含まれます。そもそもつけ麺のルーツは、当時このお店のまかないであった「つけそば」がルーツという話もあるとかないとか。

そうならば、注文はもちろん「つけそば」。チャーシュー、竹の子、ニンニクなどを追加したトッピングメニューの用意がありますが、初訪問につきシンプルにつけそばをいただきます。

麺は中太で、最近流行りの極太コシあり系のものとは異なります。太さにともなう食感の強さはありますが、強いコシをメインにはしてない印象です。つけめんの元祖らしいつるつるした食感は健在です。

スープは、古き良き時代のというより一周回って斬新な印象。醤油ダレにしっかりした強い酸味が加わり、ガツンと黒胡椒の刺激がジャンキーなインパクトを作っております。チャーシューやメンマなどの具材もスープの影響を大きく受けております。刺激的なので、お蕎麦のようにちょこんとつけて食べたいところ。「つけそば」という言葉が完全にマッチしております。

—

丸長中華そば店
03-3391-7518
東京都杉並区荻窪4-31-12
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13013584/