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2017.08.07 夜

温故知新。この言葉がよく似合う中華料理だ。@喜臨軒

中華料理

東急沿線

5000円〜9999円

★★★★☆

池尻大橋の国道246号沿いにある中華料理店『喜臨軒』。品のいい店内は広すぎもなく狭すぎもない。店のテーマに温故知新を掲げるが、どちらかというと「新」の部分の印象が強い。料理からはどういうエッセンスが感じられるのでしょうか。さっそくいただいてみましょう。

例えば、現代風のアレンジが施されるのは「麻婆豆腐」。コクのある麻婆で適度な花椒が心地よくレベルは普通に高い。韮のアクセントが好みだ。

だが、最大の特徴は豆腐の部分だ。丸々一丁の豆腐で溶けるような滑らかさが他では見られない。絹ごしなんてもんじゃないですよ。豆腐花(ドウフホワ)って言うんですって。一丁丸々入れないと、無くなってしまうのかもしれないですね。

炒飯もお手本のようなパラパラ具合。きっと故きを温ねて(ふるきをたずねて)たどり着いた境地なのでしょう。

「赤ハタ」の料理も印象的。広東風の仕上げで非常に品がいい。長崎産だそうで、中国伝統の料理法で日本食材の新しい表情を見せていただきました。熱々のピーナッツオイルに醤油ベースの味付けが絶品のソースとして赤ハタの旨味を引き出します。

何もフカヒレや鮑だけが中華料理ではないのです!同じように茄子の揚げ物も中華によって新しい顔を見せる。ピーナッツ、パクチー、唐辛子などが様々な味を作るが、マコモダケのチップスの甘味の余韻が印象的だ。

温故知新。この言葉がよく似合う中華料理だ。

その他の料理はこちら。

「前菜」

「点心」海老焼売

「鴨の炒め物 北京ダック風」

「デザート」

喜臨軒
東京都世田谷区池尻3-2-5 コンフィアンス流来 B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131705/13160776/

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