2017.02.11 夜 潮州料理ってご存知ですか?@潮州 中華料理 中野~西荻窪 5000円〜9999円 ★★★★★ 中華料理といっても色々ですね。その区分も北京、上海、広東、四川の四大料理で分けてみたり、さらに細分化した八大料理なんて言い方もあります。日本だって関西風とか関東風など区分できるのだから、あれだけ広大な大地なら当然のことですね。 さて、本日訪ねた荻窪にある『潮州』。広東省の中に潮州市という街があるそうなので、おそらくこちらを起源とする料理なのでしょう。海岸部にあるため、乾物、魚醤、塩などを使った料理が多いのが特徴なのだそうです。 一番におススメいただいた「特製海鮮XO醤」がまさに潮州料理そのもの。海鮮の乾物である干し貝柱、干しするめいかを金華ハムと仕上げたつまみで味付けはXO醤で。XO醤自体も乾物が主原料ですからね。醤の辛さと乾物の旨味が酒へ酒へと誘います。これは必須メニューですね。 中国南東部にある潮州の料理はシンガポールやタイにも影響を与えているそうだ。これまたおススメしてもらった「蒸し鶏の特製ねぎだれ」などシンガポールの名物カオマンガイそのものですからね。国産の鶏肉の脂とネギ塩だれが絶妙にマッチします。 潮州では野菜もふんだんに使うのでしょうか。いわゆる中華料理っぽいメニューでも野菜の存在感が強い。 例えば、「餃子」もキャベツの存在感が強く優しい仕上げ、「酢豚」など品のいいサラダのようです。シャキシャキな食感のクワイなど野菜が味だけでなく食感のアクセントも作っています。 中でもお気に入りがエビチリ! 「海老の潮州チリソース」と名付けられた一皿が素晴らしいんです。春巻の皮を揚げたものの器に、たっぷりの野菜と主役である海老がおさまる。ソースの味は辛さよりも酸味が目立つ印象。そのおかげか、海老の素材感がばっちり伝わってくるんですよね。もちろん野菜もソースの恩恵を全力で受け止めてます。 〆にお願いした「レタス炒飯」も同じ印象。まず見た目が緑中心ですからね。 なんて品がいいお店なのでしょう。接客してくれるマダムも気品高い。品のいい方が作る料理は品がいいようだ。これが潮州料理であるならば、ミトミえもんは好きな類の中華料理でございます。 — 潮州050-5597-9463東京都杉並区荻窪5-7-9 明泰ビル B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13001116/