今日はイタリアンのカテゴリーのお勉強から。よく「リストランテ」とか「トラットリア」とか「オステリア」とかありますよね。
ざっくりいえば高級レストラン、準高級レストラン、気軽なレストランといった感じでしょうか。オステリアのがやがやした楽しい雰囲気が大好きです。
ということで、やってきたのは『Osteria da K.[kappa] 』銀座の八丁目のビルの5階。エレベーターをでた通路の先に楽しいオステリアがあることが想像がつかない。
だが、扉を開けてみてください。活気のある厨房とお客様の笑顔が飛び込んできます。銀座の名店「鮨よしたけ」が経営しているオステリアだそうで、自然と魚への期待感が高まります。さっそくアンティパストからいただきます。
イタリアンの鮮魚といえばカルパッチョですよね!鮮魚というのにふさわしいカツオ。ねっとりした食感からびしびし新鮮さが伝わってきます。燻製香や色とりどりの野菜がいい感じです。
サンマを丸ごとコンフィした一品もお気に入り。焦がされたバターの香ばしさと甘さがたまらないんです!ケイパーとバルサミコソースが味のバランスをとります。
添えられた肝のペーストがまたワインと合うんですよね〜。ポレンタも大好きです。
魚だけかと思いきや肉料理も絶品。片面を香ばしく焼いた豚のテリーヌが本当に素晴らしい。
ただ豚といっても肩ロース・舌・ホホ・耳、足など素材を無駄にしないどころかポジティブに使われる。バルサミコソースもアクセントになります。
煮込みをやらせても完璧。トリッパとギアラの煮込みではトマトの甘さが際立つ。肉も然りで素材のうまみをきっちり残しております。
素材だけに頼らないユニークさも持つ。フルーツトマトとともに提供されたブッラータチーズをなんと巨峰のソースでいただきます。マリネしたミントを味付けに使うなども本当に面白い。
前菜のレベルの高さからパスタやリゾットの味も安心して注文できます。トマトとウニを絶妙に配合し、生海苔の風味をいかした冷製バベッティーネも素晴らしければ、
たまごの味が際立つカルボナーラのリゾットも好みの仕上がり。
メインには仔羊100%のハンバーグ。実は仔羊の独特な香りは得意ではないのだが、それをまったく感じさせない。味付けはシンプルに塩とクミンだけというのだから恐れ入る。
さて、Osteria da K.[kappa]の由来が気になりますよね?シェフのお名前は礒貝勝成氏、ソムリエのお名前は山本一毅氏といいます。
もうわかりましたね。イニシャルの「K」からとったそうです。偶然だそうですが、他の方々にも皆さん「K」がつくようです。採用基準の1つでしょうか?笑 残念ながら「K」のつかないミトミえもんは、「客(Kyaku)」として通いたいと思います。
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Osteria da K.[kappa]
03-6274-6620
東京都中央区銀座8-7-2 銀座藤井ビル2 5F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13172018/