2016.06.22 夜 祝オープン!肉の日に生まれた肉マイスターの肉の店。@嘉陣 焼肉・肉料理 六本木・麻布・広尾 6月29日、肉の日に産声をあげた『嘉陣』プロデュースするのは「肉の教科書」で有名な肉マイスター田辺晋太郎氏。様々な肉の名店だけでなく、生産者とも対話をする男のプロデュース。先日のプレオープンの模様をご報告。 白金の裏路地という立地や個室の存在は業界人らしい田辺さんらしい配慮。入り口の祝い花からも彼の人望の厚さを窺い知れます。 さらなる驚きはカウンターに座した後。なんとカウンターの先に立つのは、KIORAグループの総料理長の鵜野さんではないですか!?イタリアンを主戦場とした鵜野氏の肉料理。そして田辺さんのプロデュース。食べる前から期待感がふくらんでいきます。 前菜から鵜野さんらしいイタリアンのテイストを感じさせる。 「赤ピーマンとフルーツトマトのすりながし」 「地鶏のつくね入り茶碗蒸し」 「和牛モツのトマト煮込み」 「土佐産赤牛の塩漬け トリュフ」 アゴやカツオの出汁が料理をいっきに和の世界に引き込む。少し塩気の強い味付けは酒飲みを意識しているのだろう。和洋のテイストを併せ持つので、合わせるお酒は日本酒でもワインでもいい。 続くのは一口サイズの「牛メンチカツ」 もものミンチの存在感も強くダイレクトに肉の味を感じさせるが、生姜や玉ねぎできっちりバランスをとる。種を牛乳にもひたしているそうで、コクも感じさせるのがにくい。 地鶏の唐揚げは強めの醤油の味付け。 みぞれポン酢にはきゅうりや柚子をまぜることでバランスをとっている。大衆料理代表の唐揚げをしっかり肉割烹の一員として加えている。 主役の肉は「高森和牛」「夏鹿」「やんばる島豚」の3種盛り。 このあたりは田辺さんのプロデュース、安心して肉の味を堪能ください。一番のお気に入りは高森和牛の肩三角。しまった赤身にも関わらず、上質な脂も感じられます。 最後は「ポルチーニ茸の赤出汁」と 手延べの「そうめん」で〆。 プレオープンの席を埋めたのは田辺さんの友人達。彼のプロデュースした肉や料理は、幸せな笑顔もプロデュースしているようです。田辺さん、オープンおめでとうございます!