2016.02.27 夜 「食いしん坊」家系の男子が作った隠れ家イタリアン@ゴローゾ イタリアン・ピザ 上野・浅草・日暮里 5000円〜9999円 ★★★☆☆ 一人称の数は日本語で世界一なんだそうです。日本は異なる文化を受け入れる国だからでしょうか、言葉が残りやすいのかもしれません。非合理的なことではあるが、一方で表現の豊かさを感じます。こんにちは、ぼくミトミえもんです。 さて、本日訪ねたのは蔵前にある『ゴローゾ』イタリア語で大食漢といった意味だそうです。先日京都で訪れた「イルギオットーネ」も食いしん坊といった意味だったなぁ。この場合の呼称の多さからは、イタリア人の食好きが伝わってきますね。 路地から見えるのはほんのりと灯された明かりのみ。こじんまりした規模感は隠れ家のようで居心地がいい。カウンターにはシェフ一人で切り盛りしているようだ。 初訪問なので「おまかせコース」(4000円~)をお願いいたします。 「カラスミとパーネカラサウ」パーネカラサウにカラスミとバター。 「ハナザメ」140kgもの大物だそう。寝かせたわけではないのにねっとりとした食感が特徴的。口の残留期間が長く、黒胡椒との相性もよい。 「モズクのフリテッレ」天ぷら的な調理法だが、卵の存在感が強い。チーズが入っているのが天ぷらとは大きな違いですね。 個人的には食材は苦味のある野菜だとなお美味しそうだが、ふわふわな食感はモズクならではでもある。やはり正解なのでしょう。 「魚のパスタ」様々な青魚のパスタで、魚独特の苦味がいい。少し太めなぶん、それらの味が際立つような気がします。 「どろぶたのロースト」北海道の雄大な大地で育った豚さんが旨いのは言わずもがな。 ピンク色の柔らかい仕上げは、豚さんもきっと喜んでいることでしょう。付け合わせの里芋のチーズっぽさが最高。里芋自体が調味料の働きをしています。 最後は「とちおとめのジェラート」で〆。 ここ蔵前は店主の地元。センスのいい店も元々は焼き鳥屋で、しかも叔父から譲り受けたものなのだとか。姿を変えても「食いしん坊」の遺伝子は共通しているのかもしれませんね。 — ゴローゾ03-6873-4320東京都台東区蔵前4-5-2https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13171248/