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2016.02.03 夜

幸せを運んでくる地鶏「飛来幸地鶏」をご存知ですか?@飛来幸地鶏の会

焼鳥・焼きとん

六本木・麻布・広尾

飛来幸地鶏の出身は宮崎県。宮崎といえば宮崎地鶏が有名ですが、どんな鶏なんでしょうか。笑顔で説明してくれたのは生産者の高岩誠さん。

「本物の地鶏は柔らかくて歯ごたえがあるんです。」宮崎地鶏といえばコリコリした食感が特徴的で、強い炭火で真っ黒に焼き上げられたイメージですよね?もちろん全てというわけではあるまいが、地鶏ではなく、卵を産まなくなったレイヤー(卵産み専門の鶏)を地鶏と偽った業者もいたそう。これが硬い食感だったそうだが、その印象が強く残っているのかもしれない。

宮崎県で育った飛来幸地鶏は出身は名古屋。そう、日本三大地鶏の「名古屋コーチン」なのだそうです。生まれた直後から成鶏になるまでを高岩さんが丹精込めて育てた鶏肉。

さて、前段が長くなりましたが、この日の食事は「飛来幸地鶏の会」今日のイベントのホストである肉マイスターの田辺晋太郎さん、貴重な席をいただき感謝申し上げます。北島亭の大石シェフ、会場となった霞町三◯一ノ一の高山料理長、そして生産者の高岩さん自らが腕をふるって飛来幸地鶏をまるごと堪能させていただきます。しかも今日2月3日、節分の気分も楽しませてくれます。

一合桝にはいった「鬼は外レバームース」まずは豆をコーティングしたムース状の鶏のレバーからスタート。鬼は外!今年も禍いは外に行ってしまえ。

3人の料理人によるエンターテインメント。生産者の高岩さんは素材に実直に向かいます。

「刺身(砂肝・レバー・もも肉たたき)」

「焼き物(大トロ・ぼんじり・きんちゃく)」

「焼き物(プルミエ・せせり)」

「小林市旬野菜の飛来幸地鶏特濃コラーゲンスープ仕立て」

名古屋コーチンらしい脂のノリの素晴らしさが際立つ。特に大トロの部分の脂の強さは衝撃。山葵の辛さは脂の力でほとんど感じない。刺身でいただいたもも肉のタタキも皮と身の間にたたえられた脂が絶品です!

「八寸」

「飛来幸地鶏・春の天ぷら」

和の職人は懐石料理のような見た目に美しい八寸。恵方巻きをはじめとして、鶏のけんちん焼きや様々な趣向で鶏を提供。素晴らしい素材を手に入れた職人はきっとワクワクするんでしょうね。

「ささみ・むね・もも肉のコンソメゼリー寄せ(根セロリのムース)」

「黒い宝石箱」

「デザート(恵方巻き風)」

フレンチのシェフの大石氏は鶏肉の違う表情を見せてくれる。和を感じさせる穂紫蘇を上層部で、下層部にはフレンチを感じる根セロリのムース。今日のイベント自体を表現したような一品です。

風味を閉じ込める瓶型の宝石箱は『81』のリゾットを想起させる。向こうはキノコだったが、こちらは鶏肉の出汁たっぷりの米に卵ともも肉。共通するのはトリュフの香り。

「飛来幸地鶏」は幸せが飛んで来る鶏と書きます。優れた料理人達をつなげたこと、食べに来た方々をつなげたこと。その名の通り、素晴らしい素材はみんなを幸せな笑顔にしてくれました。

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