王道の中に見つかる立ち食い蕎麦の大切なこと。＠峠

虎ノ門の立ち食い蕎麦。最初に名前があがるのはやはり『港屋』だろう。島耕作も作中で食べているシーンがある。ダークな内装でモダンなデザインも目をひきます。ただ「立ち食い蕎麦」というにはあまりにイメージが異なる。王道の立ち食い蕎麦なら同じく虎ノ門の『峠そば』が有名です。といってもチェーンの立ち食い蕎麦とは一線を画す。

まずは、時間。立ち食い蕎麦のニーズを果たしてないと言われればそれまでだが、経過時間を鑑みるに茹で立て、揚げ立てで提供しているのだろう。

そして、種類。ただ蕎麦といっても生蕎麦、ゆでそば、石臼引きそばと揃う。そこらの蕎麦屋さんも青ざめちゃうのでは？

もちろん天ぷらも充実しております。

最後は、信頼。本格削り節を使用。もちろん化学調味料もない。特に旨いというわけではないが、天然素材が生み出す味はやっぱり優しい。現在は二代目の治世。四十五年を超える歴史の根幹は信頼で成り立っているのでしょう。

豊富なメニューから選んだのは「峠蕎麦」（530円）

やはり店を語るなら看板メニューをはずすことはできない。茹で卵、おろし、山菜入り。無料の出汁のきいたオカカは入れ放題。特別はないが、どこかほっこりするお蕎麦です。

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峠そば
東京都港区虎ノ門1-8-11
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13010376/