実は天丼って苦手なんです。天亭はミトミえもんの好みを上回る！@天亭

お久しぶりです。天亭に訪れたのはもう何年ぶりだろうか。後輩の結婚のお祝いで来て以来。その後輩もとっくに離婚してることを考えると時が経つのは早いものです。まぁ、わたくしの独り者食い倒れ生活に変化はないのだけど。

地下の店の暖簾をくぐると、胡麻油のいい香りが鼻に飛び込んでくる。油の匂いなど胸につかえそうなものだが、つい漂う空気を吸い込んでしまいます。

話は変わりますが、天丼と天ぷらの定食どっち派ですか？ミトミえもんは断然天ぷら定食派です。天丼の油の重さに耐えきれぬ年齢になってきたのかもしれません。

個人的に数少ない好きな天丼をいただけるのがここ『天亭』香りのいい胡麻油と無縁ではないだろう。太白胡麻油といって、胡麻を生のまま絞った純度の高い胡麻油なんだそうです。

「天丼」（2500円）

才巻海老２本、アスパラ、海老のかき揚げ、キス。油の効果もあるのだろう、あっさりした丼つゆの甘辛具合が絶妙。衣の重さとは無縁なので、しっとりした食感であってもさっぱりいただけるのが特徴。サクッとした感覚を一義とする人には向かないかもしれない。

天種ひとつひとつの揚げ具合は素晴らしく、キスなど天丼の種とは思えないほど熱々。また、硬めに炊かれた米も相性がよく、金額的にも破格といっていいでしょう。今度はまた後輩が再婚したときにでも再訪しようと思います。

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天亭
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