名監督「黒澤明」×蕎麦名人「高橋邦弘」。このコラボの結果は！？@欅 くろさわ

グランドハイアット東京のほど近く。発展した街並みに古民家風の建物が逆に存在感を感じさせる。この看板には「くろさわ」の文字。

日本が誇る名監督の故黒澤明氏の息子、黒澤久雄氏のプロデュース。内装含めて黒沢監督の世界観を意識しているそうです。その証拠が最後の時代劇作品「乱」のポスター。２階にあがる踊り場に堂々と飾られる。

もう一人重要な人物が『くろさわ』を形作っている。それが、日本が誇る蕎麦名人の高橋邦弘氏。東京の人気店を畳み、山梨や広島と山あいに店を移し一流の弟子を育てる蕎麦界の重鎮。高橋氏の弟子がくらさわの名物である蕎麦を作っているのだ。

さて、そろそろ食事をいただきましょう。

「ふぐの薄造り」

「かきと黒豚のみぞれ鍋」

「金目鯛の煮付け」

よい原材料なくしてよい蕎麦は打てない。これは高橋名人の言葉だが、一品料理にも同じ思想が行き届いているのでしょう。特に煮付けの味付けは少々濃いめだが、酒との相性含めて抜群だ。

「豚ざるそば」やはり蕎麦の味も素晴らしい。つるつるな舌触りに豊かなコシは弾むよう。豚肉からでた出汁いっぱいのつけ汁のなかなかのも。

名監督「黒澤明」と蕎麦名人「高橋邦弘」のコラボレーション。息子と弟子の次世代にバトンが渡されています。素晴らしいものが継がれていくことは我々にとってありがたいことです。

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欅 くろさわ
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