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2015.10.17 夜

きっとイタリアにはこんな素晴らしいピッツァリアが沢山あるのでしょう。@ピッツェリア イル・タンブレッロ

イタリアン・ピザ

東京・日本橋

5000円〜9999円

★★★★☆

カラオケでの必需品といえば、みなさん何でしょうか。やっぱりタンバリンでしょう。ノリノリで叩いてもらうと気持ちよく歌えます。座したカウンターの至る所にタンバリンの存在。その1つ1つに美しい絵が描かれ、楽器ではなくインテリアとして機能をしている。

店の名前である『タンブレッロ』とはイタリア語でタンバリンの意味なんだそう。ここでは、音楽を奏でる様に生地を伸ばすというコンセプトで使われている。

それ以外にも全体的に雰囲気がいい。天井が高く、腰の高い椅子は海外っぽさを作り、サッカー好きが伝わる絵やポスターの存在もどこかイタリアのにおいがさせる。

バッグパッカーのしているときにピッツァに出会ったというオーナーの大坪善久氏。どこかその時の光景が投影されているのかもしれません。店員の対応も実にイタリアチックでフレンドリー。食事の前にすでに気分は上々です。

前菜に選んだ「背黒鰯のマリネ」は、白ワインビネガーとオイルでマリネされた一品。ピンクペッパーのアクセントもいい。

プロシュート、つまり「パルマ産の生ハム」もオーダー。さすがの熟成感でまろやかな味。余分な水分や油分が抜け、その分オリーブオイルの風味が際立つ。

ピザは種類があって必ず頭を悩ますが、ここには答えがある。店の名前のオリジナル?ピッツァがあるのだ。その名も「タンブレッロ」。燻製の水牛モッツァレラ、サラミ、姫トマト、バジリコで構成。

まず生地が好み。店内の窯で焼かれたピザは適度に存在感を感じる厚み。といっても、生地ばっかりが目立つわけではない。具材のクオリティーのおかげもあるのでしょう。高糖度で非常に甘いトマトや水牛モッツァレラやサラミもそれぞれ味を出す。辛めのオリーブオイルもすばらしい働きをしてくれます。

すでにお腹は9割5分だが、どうしても気になる一品にロックオン。

「Motorino di stracchino 」珍しいロール型のピッツァなんです。ストラッキーノチーズというクリームチーズと生ハムを巻き込み焼き上げるのだそうです。チーズの風味が生地の中で広がり、しっかり焼かれた生地と生ハムのコントラストを楽しめます。これも素晴らしい一品。

きっとイタリアにはこんな居心地のいいピッツァリアがたくさんあるのでしょう。近所に作ってくれたことに感謝したい。


ピッツェリア イル・タンブレッロ
050-5596-2262
東京都中央区日本橋堀留町1-2-9 DIG DUG1階
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13114239/

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