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2015.10.07 昼

ご飯がいくらあっても足りません!人形町の魚久名物「京粕漬け」@魚久 イートイン あじみせ 本店

居酒屋・定食

東京・日本橋

1000円〜2999円

★★★★☆

人形町を代表する老舗の1つ。その歴史は大正三年まで遡る。最初の生業は魚商で、その名前を魚久商店とした。初代の名前はずばり清水久蔵氏。

魚久の代名詞である京粕漬けの商売が始まったのは2代目の治世。魚久商店の下働きであった廣田年尾氏が店を継承します。彼は魚の目利き、粕漬の製法、日本料理と現在の魚久の骨幹となる部分を初代から学んだそうです。

直営店を7店、全国30を超える販売店を展開する一大グループであるが、「あじみせ」というイートインの形態をとるのが、ここ人形町と銀座の2つの店舗。

ちなみに人形町は本店です。傍には由来の地という立派な石碑が置かれている。

ランチ時間は行列必至。営業開始ともに駆け込みます。一番人気はぎんだら京粕漬定食だが、一番乗りだったので限定20食の定食にロックオン。

「さわら(酒粕白味噌漬)とほたて(京粕漬)二種盛り定食」(1188円)

粕漬けとは食材を酒粕で漬ける手法のこと。魚久の酒粕漬けは1級の酒粕と調味料を贅沢に使って漬け込まれたもの。「酒粕白味噌漬」はその名の通り、そこに白味噌を加えたもの。

その濃厚さは口に入れればすぐに伝わります。切り身の芯まで沁み込み、甘味と塩味が交互に押し寄せ素晴らしい調和を実現。皮までもがその恩恵を受ける。

さらに、濃厚な味だけが魅力ではない。身は柔らかくふっくらとした仕上がりで白身の良さを一切くずさない。今日取れたかのようなふわふわな食感です。

ほたては酔いそうなど。繊維の間をぬって酒粕がしみ込む。ちょっと酔いそうなほど。

夜であれば酒が相手してくれるが、真昼間にあってはご飯が相手。罪なやつだぜ。ちなみにこのご飯。みずみずしくて美味すぎます。その証拠にカウンターの奥にはおかわり担当がいるくらい。笑

現在は四代目。廣田光明氏が取り回す。彼が10年ほど前からランチ限定のあじみせを作ったそう。ここから感謝を申し上げたい。夜は会席料理の提供。次は日本酒と酒粕漬けを合わせてみたい。


魚久 イートイン あじみせ 本店
03-3666-3848
東京都中央区日本橋人形町1-1-20 京粕漬 魚久 本店 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13051336/

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