「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2015.10.05 夜

伊藤で比内鶏肉そばに初挑戦。@自家製麺 伊藤 銀座店

ラーメン・つけめん

銀座・新橋・有楽町

〜999円

★★★★☆

秋田県角館をルーツに王子神谷からの東京進出。赤羽店の店主(王子店の次男)がさらに銀座にも作ったのがこちらの『伊藤』。親父さんの王子店に続くビブグルマンの獲得。ちなみに王子店の兄が角館の店を守り、長男は蕨『麺処 遊』を営む。伊藤家の4人がすべてラーメン店主という恐るべし一家。

入居するのは銀座の東京銀座ビルディング。地下の飲食街で古さのほうが目立つが、伊藤の内装は新しさを感じる綺麗さも持つ。

伊藤といえば、もちろん煮干し出汁のスープ。煮干し香る「中華そば」や焼豚入りの「肉そば」を頼むの常だが、今回は新しい挑戦。

「比内鶏肉そば(中)」(850円)スープはもちろん煮干しがベースだが、そこに比内地鶏を使用している模様。最初に煮干しの風味が広がるが、すぐに鶏のコクのある出汁が追いかけてきます。

煮干しと鶏出汁のトレードオフなんですね。伊藤らしい煮干しの強さが恋しくなる。これだけを食べれば印象が違うのかもしれない。玉ねぎの効果もありさっぱり感も強く感じます。

固ゆでの細麺は相変わらずの旨さ。ぷつっと音がなりそうな食感。麺自体に風味がありスープとの絡みも素晴らしい。焼豚も健在。鶏ではないんですね。笑

赤羽店で食べた「肉そば(中)」についてもご紹介。第一印象はスープと麺の割合が常識破り具合。麺がむき出し。スープは麺の体積でかろうじて立体的に見える程度。

{ED3C03C6-8987-4C24-84AF-81962A5A2C92:01}

だがしかし!この量と反比例するほどの存在感をスープが放つ。伊藤家の店の共通点というか裏技はにぼし。最高級の煮干しをこれでもかという程大量に使用。素人にもそれとわかるほどの風味。むしろ塩気が強すぎる印象さえあります。

合わせるのは加水率低めな固茹での細麺。この歯ごたえが口の中の待機時間を作り、その間強いにぼしの風味が口に広がる。完成度の高いラーメンです。

ご飯物にも挑戦。チャーシュー丼に卵かけ御飯があるが、人気は「チャーシュー丼」とのこと。

{29D66C85-176D-4BD3-91FE-E33C86C0004C:01}

ここでも煮干しは忘れない。チャーシューに魚粉をふったような形で、ご飯にまで味が浸透。伊藤であることを丼ごと主張してきます。

ちなみに店は狭い路地に狭いカウンターのみ。カウンターの後ろは通れないので、空席部分の扉をピンポイントで開けなければならない。

{6CFCBC96-DFD3-4A16-8EE4-E92CE1E20C9C:01}
{00E354A0-B351-472C-BD6C-A9CE2B4AC493:01}

煮干しの主張は半端じゃないのに、店の存在は主張しない。聞けば、角館や王子も看板等がほとんどないとのこと。こういうところも遺伝してるのですね。銀座も地下だしね。


自家製麺 伊藤 銀座店
03-6274-6445
東京都中央区銀座6-12-2 東京銀座ビルディング B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13164387/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ