2015.09.06 夜 夢かうつつか。これほど贅沢なBARで飲んだことがない。@閑臥庵 日本料理 京都市 1000円〜2999円 ★★★★★ 『黄檗禅宗 瑞芝山 閑臥庵』漢字ばかりで何が何だかわかりません。この際なんで少しお勉強してみます。寺院に付ける称号を山号というらしいですが、これが「瑞芝山」。延暦寺を比叡山と呼ぶようなやつですね。「閑臥庵」が延暦寺にあたる部分のようです。そもそも禅宗とは座禅を基本的な修業形態として、その座禅との向き合い方で宗派がわかれるようです。その1つが、黄檗宗。自己の中に浄土を見い出し、阿弥陀仏を発見するというもの。完全には理解できないが、自分をとことん深堀して真理を見つけるということでね。ちなみに黄檗宗の開祖が隠元禅師という方。彼が伝えたものがもう1つ。中国式の精進料理である「普茶料理」。日本同様、野菜や豆類で構成されるものだそうで、油を巧みに用いるのが特徴。この「普茶料理」を提供するのが『閑臥庵』。寺院でいただく精進料理など霊験の塊のようですね。前段が長くなりました。今日は京都でのイベント仕事をおえ、メンバーと打ち上げをかねて来訪。京都の某懐石料理店の支配人に連れてきていただきました。ライトアップされた寺院の美しさ、何百年という歴史の重みを感じる庭や建物、まるで異世界に飛び込んだような不思議な感覚に包まれます。 実は料理だけでなく、バーを併設してるのですが、そちらのほうへ。お寺と併設してるバーですよ!ミトミえもんの筆ではこのすごさが伝えきれません。まずはお参り。伊藤若冲の十二支版木や美しい砂曼荼羅も見られる。砂曼荼羅は5人がかりで10日間で作った代物。本来はできあがった瞬間に崩すんですって。それが修業だと。ストイックすぎる。。。 お参りしてからバースペースに移動。カウンターのみ10席。美しい庭を背景に酒を飲む、最高級の贅沢です。 普通はバーのために庭を造りますよね、ここは庭が先でバーを作ってるんです。その価値は全然違います。 ここは、本当に人に教えたくない。ミトミえもんを知ってる方々、ここで会っても絶対話しかけないでください。きっとその時は女性を口説いてるでしょうから。笑 ―閑臥庵050-5597-4010京都府京都市北区烏丸通鞍馬口東入ル新御霊口町278https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26000619/