2015.05.10 昼 天ぷら×ラーメン=????@日本橋海鮮丼 つじ半 日本橋本店 日本料理 東京・日本橋 1000円〜2999円 ★★★★☆ 天ぷらとラーメンを掛け合わせた天ぷらラーメンの店ではない。冒頭の方程式は、店のできた経緯の説明である。日本橋の行列店である天ぷらの『金子半之助』とつけ麺の雄『めん徳 二代目 つじ田』のコラボレーション店。 この2つがコラボして提供するのは、なんと海鮮丼。畑の違う二人が畑の違う料理を提供する。はたして、この無茶苦茶な方程式は成り立つのだろうか? この成功を証明するのが行列。11時開店で、おいらは10時10分着。この時点では一組二人待ち程度。20分には一回転目の12名が並び、30分時点では数えきれないレベル。とにかく早めにきてよかった。まず、この人気が方程式の証明に一役買います。ちなみに、金子半之助はすでに10時過ぎに50人近い行列を構えていた。凄まじい。 メニューはぜいたく丼のみ。その中で、松竹梅に加えて特上の4つラインナップ。梅の9種類をベースに竹は蟹とイクラの増量。松は雲丹の増量。特上は松の具材の量がふえる。材料が最上のものをいただきたいですが、別に量を求めてる訳ではないので、 ・松(1980円)炊きたての白ご飯に白胡麻をちらして、特製ダレをたらす。そこに円錐状に盛られた豪華な海鮮と山葵、紫蘇、海苔が美しく盛られる。新鮮な海の種達は、マグロを中心に山葵醤油をすってご飯との相性の良さを決定づけます。特に印象に残ったのは数の子。味だけでなく食感のアクセントとしても活躍する。胡瓜、葱、胡麻も食感や風味のお手伝いをしっかり。 海鮮丼だけであれば、間違いなく美味ではあるが、1時間並ぶ価値や松の金額を加味すると、いささか物足りない印象もある。 これを覆してくれたのが、鯛出汁。丼を食べ終えると、器に鯛の出汁をいれてくれます。ご飯も頼めば、鯛の出汁茶漬けの出来上がり。胡麻ダレの鯛のお刺身も最初に提供いただいてますので、こいつを乗せていただきましょう。つじ田の知見なのでしょうか、鯛の出汁は格別。しっかり出汁のとられたスープにほのかに感じるゆずの風味。これは勧めたい一品。 もう一品新しい料理をもらったようなもの。二度美味しい、まさに「ぜいたく丼」といったところです。天ぷら×ラーメンの方程式の中身は、丼×出汁=海鮮丼というのが答えのようです。両者のコラボの理由が見えた気がします。 ―日本橋海鮮丼 つじ半 日本橋本店03-6262-0823東京都中央区日本橋3-1-15 久栄ビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13146590/