虎ノ門の皆さん注目！！とにかく「おから」にビビります。＠酒菜 いさな

「期待しすぎない」ってことは大切なこと。恋人がほしいってときに限って恋人ができない。期待しすぎて残念な気持ちになる。そんな経験はありますよね。食事でも同様な現象にぶち当たります。

仕事終わりに虎ノ門からぶらぶら新橋方面へ。結局新橋か銀座まで歩いてしまうパターンばかりですが、この日は『酒菜 いさな』の看板が妙に気になる。

「いさな」とは鯨の古名。なんと万葉集なんかで表現されてたのが確認されているそうです。

カウンターと小上がりの座敷のみの作り。店主さんから全て見渡せるスペースで丁度いい印象を感じます。この店主が自ら河岸に足を運び、旬な魚介や野菜を提供する。そんなお店です。当然くじらのメニューも豊富。さっそくいただいてみましょう。

わさび菜のおひたし、ホタルイカ、鯵の南蛮漬けがお通し。味はもちろん量的にもお通しとしてちょうどいい。メニューをじっくり見る余裕が生まれます。

・おから
これが絶品すぎる。メニューの途中にひっそり書いてあるだけだが、人生で間違いなく一番美味のおから。おからをどれだけ食べてきたんだって話もありますが。豆腐を作った後の残渣物で栄養分も含めて注目されてる食材。

具がたっぷり入っていて、なんでも目の細かいおからを使用してるそうで、しっとり感やほんのりの甘さを醸し出す。味が隅々にまで行きわたる本当に絶品です。30年以上作り続けているそうで、もっと主張すればいいのに。いくらでも食べれますよ、これ。

・くじら刺身
店名にするぐらいですからね。種類が豊富。鯨の刺身、竜田揚げ、ベーコン、鯨の初級編の方々はここで網羅できますよ。いただいたのは刺身。非常に柔らかくて臭みてゃ無縁。どこの部位なんだろー？今度は聞いてみたいと思います。

・若竹煮

・新そら豆

・カレイの塩焼き　

若竹と新空豆。本当に春真っ盛りですね。カレイの塩焼きはちょっと珍しい気がしたので注文。うーん、これはご愛嬌。

・焼きおにぎり

・しじみ汁

最後は胃に炭水化物を入れて、オルニチンたっぷりのしじみで潤す。これで明日も万全です。

楽しく酔っぱらって気付かなかったが、11時のところを12時くらいまで居座ってしまった、、、笑顔で「全然大丈夫ですよ」なんて、通いたい心をくすぐられます。虎ノ門近辺の方々、嘆いてばかりでないで自分の店を見つけてみて！

―
酒菜 いさな
03-3503-2015
東京都港区西新橋1-20-9 山西ビル2F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13053130/