2015.04.21 夜 スペイン料理と日本料理は共通点が多い!@フェルミンチョ スペイン料理 六本木・麻布・広尾 5000円〜9999円 ★★★★☆ スペイン料理と日本料理の共通点。それは海の幸と山の幸が豊かであり、何よりパエリアを中心に米を使うことだと思う。日本人がスペイン料理を好むのは至極当たり前のことなのだ。 ここで本場のスペイン料理を学んだのが、『フェルミンチョ』のシェフ作元氏。その修業先にはかの有名な三つ星店『Can Fabes』もキャリアの中に刻む。(※Can Fabesは現在2つ星)まだ30代前半と若くして西麻布の一国一城の主である。 ポップさとエレガントさをもつ店内は、西麻布らしい大人な社交場としてぴったりである。 では食事。前菜は鰯のリエットからいただきます。上品な盛り付けと時間をかけてペーストにした鰯の濃厚な味わいから、本日のディナーの期待感が広がります。 ・ハモンイベリコベジョータ(イベリコ豚の生ハム)スペインといえばこれでしょう。こいつは絶対ワインとお友達ですわ。 ・西田農園の有機野菜サラダサラダ農園とも呼ばれる西田農園。有機野菜のサラダはドレッシングなしでも十分な甘さを放つ。トッピングが豊富なので、後はお好みで。おいらは大好きなアンチョビ、半熟卵をオンザサラダ! ・舟形ブラウンマッシュルームと小エビのアヒージョ山形県舟形町。最上川が流れる豊潤な土地で育ったブラウンマッシュルーム。のびのび育ったがゆえの濃厚な風味が特徴的。オリーブオイルとニンニクとの相性がまたよい。 ・新鮮さがみっこ卵のオムレツ(バスク風)スペインかバスクか。同じスペイン料理でも料理が違うもの。日本でも関東風、関西風などで違いますもんね。ちなみにバスクとはフランスとの国境沿いで海と山の幸に恵まれた地域。日本のような多くの食材を利用した料理法が育つ。 今回のオムレツはふわふわの卵の中に塩ダラ&パプリカ。あまり魚介のオムレツには馴染みがないが、これがうまい。中はとろとろのため一瞬で消え去ります。 ・100%純血種 イベリコ豚ベジョータのロースのグリル(マスタードソース)約1時間ほどかかるので、入店時に注文しておきましょう。どんぐりを食べて育ったのがイベリコ豚だが、100%純血の最高級品種のベジョータは珍しい。品質の良さが伝わる上品な脂。アクセントとなるマスタードソースがまとわりつく。ポテトや野菜などの添え物も丁寧に作られている。 ・魚介のパエジャパエリアらしいコメの食感と焦げ目が強いのが特徴で香ばしさを精製。ムール貝、あさり、白身魚等の魚介も豊富さはもちろん、食事のクライマックスとして爽やかさを演出するレモンのアクセントが嬉しい。 ―フェルミンチョ050-5590-9387東京都港区西麻布1-8-13https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13130765/