優しい「けんちん汁」癒される。@志な乃

既視感。いわゆるデジャヴだが、馬喰横山の駅近くの蕎麦屋『志な乃』の第一印象である。それもそのはず、『志な乃』は親戚関係で複数の店舗展開をおこなう蕎麦屋グループ。おいらが長年住んでいた神楽坂にもお店がございました。どうりで。

聞けば、赤羽橋の店のご主人の弟さんがこちら馬喰横山のご主人。おいらの知っている神楽坂のお店は、ご主人の従兄弟が女将さんなのだとか。親戚あげての展開が面白いですね。

こちら『志な乃』は全て同じ手打ちのそば、うどんを提供しているそうです。この辺りを楽しそうに話してくれる女将さん。好感度の高い接客です。

そういえば、神楽坂の際にけんちん汁を頼まなかったことを後悔したなぁ。なんて思い出したので、今回は思い切って。

・合盛（並）1150円＋けんちん汁（小）300円
うどんは稲庭のよう。磨かれたかのようなツルツルの見た目に喉越しの良さ。相変わらずこのうどんが秀逸。そばは弾力が強く田舎のよう。当然ですが、神楽坂と同じ印象を持ちました。うどんの方が圧倒的に好きです。

前回の反省を活かせなかったのは薬味。わさび、生姜、大根おろし、ねぎ、白ごまと充実していて、せっかくだからと全部入れると迷走します。

今回ついにいただけたのはけんちん汁。人参、大根、里芋、こんにゃく、ゴボウと本当に具沢山。他の店舗より多い気がするのは気のせいか。元来は精進料理なので、肉要素はなく、出汁も昆布や椎茸ではないかと思うくらい非常に優しい味。そのわりにしっかりした味感もあるだから、これは一食の価値ありです。

野菜が多いこと含めて、一人暮らしの男子にはなんてありがたいことか。うどんのつけ汁として利用するのもあり。トロミのある蕎麦湯とも混ぜていただく、一石何鳥だっていう一品ですね。

・けんちんうどん（並） 1200円
相方にはオススメしまくって、けんちんうどんへ誘導。これは、けんちん汁は別途頼む上記の食べ方のほうがいいかも！

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志な乃
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