2026.01.04 昼 人気メニューは抹茶の“盆栽”スイーツ@フクナガ901 喫茶店・カフェ 京都市 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 京都駅直結のジェイアール京都伊勢丹、その9階。観光・ビジネス・買い物、あらゆる動線が交錯する巨大ターミナルの中に店を構える『FUKUNAGA 901』。果物専門の老舗「フクナガ」が手がけるカフェ業態で、四条河原町の本店ではフルーツパーラーとして長年親しまれてきた。創業は1946年。果物の目利きに定評があり、季節のパフェを目当てに足を運ぶリピーターも多いそう。 その一方で、フルーツに限らず幅広いカフェメニューを展開しているのがこの『FUKUNAGA 901』の特徴でもある。軽食や焼き菓子、和洋の甘味まで揃えた構成で、特に人気が高いのが「京の盆栽」。抹茶チュイルの下に抹茶アイス、黒糖ジェノワーズ、白玉、抹茶ゼリー、ショコラの麩菓子などを重ねた一品で、見た目にインパクトがあり、構成にも一定の工夫が見える。抹茶の風味は穏やかで、甘さは抑えめ。過剰な演出に頼らず、複数の食感を重ねることでまとまりを作っている。 「ベイクドチーズケーキセット」は、バニラジェラートと和紅茶付き。チーズケーキはしっとり軽めの仕上がりで、味の主張は控えめ。セットとしてのバランスは悪くないが、印象に残るポイントは少なかった。 「シーフードドリア」は、トマトとホワイトの2種ソースに、エビ、ホタテ、カニ爪などを合わせた構成。具材のボリュームは十分で、味つけもクセのない方向。軽食としては悪くないが、記憶に残るほどの仕掛けはない。 ドリンクには「みおく(京都・和束紅茶)」を選択。甘い香りが広がり、渋みは少なく飲みやすい。スイーツとの相性もよく、ストレートで合わせるのが最適解。地元産の素材を取り入れる姿勢も、この店のスタンスとして表れている。 果物を軸とした印象の強い店だが、それ以外のメニューにも一定の完成度があり、素材の扱いや構成の丁寧さには共通点がある。特に「京の盆栽」は、看板メニューとして納得の出来栄え。果物を使わない構成でも、店としてのスタンスや引き出しは十分に伝わってきた。ご馳走様でした。 — フクナガ901075-342-0082京都府京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路901 京都駅ビル内 8Fhttps://tabelog.com/kyoto/A2601/A260101/26030973/