2025.10.22 昼 全部に抜かりなし。四日市が誇る塩ラーメン。@らーめん 鉢ノ葦葉 ラーメン・つけめん 四日市・鈴鹿・亀山 1000円〜2999円 ★★★★☆ 三重・四日市に名を轟かせるラーメンの名店『らーめん 鉢ノ葦葉』。2007年の創業以来、地元客から遠征組までを引き寄せる存在だ。この日は平日の午前11時。しかも雨。普通なら客足が鈍る時間帯だが、すでに店前には傘の列。開店直後に満席、二巡目を待つ人々の光景に、この店の人気の高さを思い知らされる。 看板メニューは「特製らー麺(塩)」 スープをひと口含むと、鶏の旨味が芯を作り、節や乾物の出汁が輪郭を描く。塩味は丸く、角のない優しさ。刺激ではなく余韻で魅せるタイプの塩清湯だ。黄金色に透き通るスープには香味油がわずかに浮かび、焦がし玉ねぎの香ばしさが静かな高揚を生む。飲み進めるごとに、身体が勝手にリズムを刻み出す。 麺は国産小麦を使った自家製のストレート細麺。啜るとつるり、噛めばパツンと歯切れがよい。スープの持ち上げが軽く、口に入れた瞬間の調和が見事だ。麺そのものの香りも上品で、素材の良さがしっかりと伝わる。 特筆すべきは「わんたん」。薄皮を噛み破ると、生姜がふわりと香り、肉汁が舌の上で弾ける。ジューシーでありながら、スープの穏やかさを壊さない設計。味の流れを変えるほどの存在感がありながら、調和を乱さない。主張と静謐が同居する“名脇役”だ。数種類の「チャーシュー」の食べ比べ、とろりとした黄身が嬉しい「味玉」と特製軍団に抜かりなし。 サイドの「味ごはん」も重要なアイテムの1つ。牛蒡の香りが立ち、甘辛い味付けが食欲を誘う。単体でも完成されているが、スープを少し垂らすと味が一気に整い、まるで一品料理のような調和が生まれる。卓上の黒胡椒を振れば塩清湯にエッジが立ち、最後のひと口まで飽きない。 スープの奥行き、豪華なトッピング、そして存在感のある麺。全部に抜かりがない。だから、この行列。ご馳走様でした。 — らーめん 鉢ノ葦葉059-351-5227三重県四日市市城北町1-12 ル・グラン 1Fhttps://tabelog.com/mie/A2402/A240201/24000851/