2025.10.18 昼 鯛白湯というアイデンティティ@鯛白湯らーめん ○de▽ ラーメン・つけめん 大阪市 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 新大阪の駅近く、白い暖簾が風に揺れ、白壁には大胆な幾何学模様がデザインされている。その印象的な外観の先にあるのが『鯛白湯らーめん ○de▽(まるでさんかく)』。ユニークな名前の通り、ラーメンにもはっきりとした個性がある。鶏や豚ではなく魚の白湯という選択が、この店のアイデンティティだ。 看板の「鯛白湯とろり」は、天然真鯛と水のみで八時間かけて炊き上げたスープ。動物系を使わず、魚だけで白湯を成立させるのは相当な挑戦だが、そこに無理はなく、口に含めば自然と旨味が広がる。とろりとした舌触り、鯛の香りがほのかに鼻を抜け、塩分控えめながら深い満足感を残す。泡立てて提供されるスタイルで、まろやかさの中に軽さがあるのも印象的だ。 麺は中細のストレート。スープの粘度をしっかり拾いながらも、喉越しは軽い。噛むと小麦の香りが立ち上がり、魚の旨味と合わさって静かな余韻をつくる。 ご飯ものの「鯛めし」も見逃せない。ふっくらと炊かれたご飯にスープを注げば、「鯛茶漬け」へと変化。鯛の出汁を吸った米がほどけるように広がり、青ねぎが香りを添える。ラーメンとご飯が別々の存在ではなく、ひとつの料理として繋がっているのだ。 『鯛白湯らーめん ○de▽』の魅力は、鯛白湯という素材を通して自分たちの個性をまっすぐに表現していること。大阪の窓口である新大阪。着いた時にも、帰る時にも、ぜひお立ち寄りください。鯛の優しい旨味が、旅の途中にやさしく寄り添ってくれるでしょう。ご馳走様でした。 — 鯛白湯らーめん ○de▽06-6152-6370大阪府大阪市淀川区西宮原1-5-6https://tabelog.com/osaka/A2701/A270301/27107953/