「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2025.10.11 昼

流山で焼かれる、広島のお好み焼き@ひろしまや

お好み焼き・もんじゃ焼き・鉄板焼き

柏・松戸

1000円〜2999円

★★★☆☆

千葉県・流山の住宅街、その角にふと現れる控えめな木の看板。『ひろしまや』——屋号から想像できるように、提供するのはもちろん広島のお好み焼き。外観はどこか昭和の面影を残し、地元の人の暮らしに溶け込むように静かに佇む。創業年は定かではないが、昔からこの地で愛されてきた一軒なのだろう。口コミによれば店主は広島出身で、実家もお好み焼き店を営んでいたとか。その味を胸に、この流山で鉄板を温め続けているのかもしれない。

鉄板の前に腰を下ろすと、まず感じるのは“音”だ。じゅう、と焼けるキャベツとそばの音。ソースの甘い香りが重なり、食欲が一気に目を覚ます。手際のよい動きは、もはやリズムのようで、長年培われた職人の呼吸を感じさせる。

まず「かきバター」。広島を感じるなら、やはりこの一皿。鉄板で焼かれた牡蠣がぷっくりと膨らみ、バターが香ばしく焦げる瞬間に食欲は最高潮へ。外は軽くカリッと、中はミルキーで濃厚。バターのコクと海の旨味が一体化し、広島の海がそのまま口の中で広がるような感覚。

次に「ねぎマヨ生卵そば」。鉄板の上で焼き上がった姿はなかなか迫力がある。中央に落とされた生卵、その周囲をぐるりと囲むマヨネーズの白。仕上げに艶やかなソースが流れ込めば、香りの輪郭が一気に立ち上がる。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSC084481.jpg

箸を入れると、卵の黄身がとろりと広がり、マヨのコクとソースの甘みがしっかりと主張。ネギの香りがその中を突き抜けるが、やや強めに顔を出す印象も。キャベツの甘さが全体を支えているものの、好みによっては少し青さを感じるかもしれない。
機会があれば、次は王道のお好み焼きにチャレンジして、この店の真価をもう一度確かめてみたい。

流山にいながら、確かに広島の風を感じられる。鉄板の上で重なっていくキャベツ、そば、卵——その音と香りが、この店の時間を象っている。焼きの手際に迷いはなく、香ばしいソースの湯気が立ちのぼるたびに、店主の広島への想いが伝わってくる。『ひろしまや』は、遠く離れた土地でなお、広島の味をまっすぐに届けるお店。ご馳走様でした。

ひろしまや
0471-50-0398
千葉県流山市鰭ヶ崎951-4
https://tabelog.com/chiba/A1203/A120305/12000547/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ