2025.09.15 夜 ふわとろ卵と厚切りカツが重なる、閉じないかつ丼。@とん汁の店 まるやま食堂 雑色店 居酒屋・定食 大井・蒲田 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 京急・雑色駅の路地裏に暖簾を掲げる『とん汁の店 まるやま食堂 雑色店』。創業は2023年とまだ若いが、蒲田のまるやま食堂から派生した二号店として、すでに定食好きの足を引き寄せている。看板に掲げる「とん汁」だけでなく、豚肉に林SPFポークを使う姿勢に、この界隈のとんかつ文化とのつながりを感じさせる。檍をはじめとする蒲田の名店との血脈を思わず想像してしまうのも当然だろう。 名物は「玉かつ丼」。白米の上にふわとろ卵、その上にとんかつを重ねた“閉じないかつ丼”スタイル。卵はとろりとした口当たりで、まるで飲み物のようにするすると食べ進められる。それに対してとんかつは林SPFポークの持つポテンシャルが炸裂。脂はしつこさがなく甘やかで、赤身はじわっと旨味を広げる。厚切りでも重さを感じさせず、衣のザクッとした食感が全体を引き締める。そこに、ソースの甘辛さが重なっていく構造。 全体像は豪快そのもの。大盛りご飯を選べば、丼は小山のように立ち上がり、その迫力に思わず笑ってしまうほど。それでも箸が止まらないのは、卵の軽やかさの影響も大きいだろう。途中でキャベツをつまみ、もう1つの主役である具だくさんのとん汁をすすれば、かなりの満足度になることでしょう。 雑色の街角に登場した新参ながら、ボリュームとユニークさを兼ね備えた一杯。卵の飲み物感と林SPFポークの厚みある旨味が合わさり、定食屋らしい満足感をしっかり届けてくれる。がっつり食べたいときに頼りになる存在だった。ご馳走様でした。 — とん汁の店 まるやま食堂 雑色店東京都大田区仲六郷2-29-7https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13288080/