2025.09.07 昼 世界への玄関口で出会う、小さなブラジル。@テコテコ 世界料理(中南米) 成田・佐倉・佐原 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 成田の住宅街に、緑のテントとブラジル国旗が鮮やかに揺れる『テコテコ』。1996年創業、ご夫婦で営む小さなブラジル料理店で、旦那さんはブラジル出身。学生時代にブラジルで長く滞在した経験がある身としては、この店の空気感や皿の上に並ぶ料理に、確かに本場のリアルを強く感じる。 看板の「シュラスコテコテコ」は、牛肉やソーセージを豪快に焼き上げた力強い一皿。赤身の旨味と脂の香ばしさ、噛み締めるごとにあふれる肉汁に、体が勝手に反応してしまう。添えられたキャッサバフライがカリッと軽やかにリズムを刻み、肉の重厚感を心地よくリセットしてくれる。 そして、ミトミえもんがぜひ紹介したいのが「フィジョアーダ」。黒豆と肉や臓物をじっくり煮込んだ、ブラジルの国民食だ。塩気の強さと内臓特有の風味がインパクトを放ちながらも、黒豆の甘みが全体を包み込む。まるでカレーやシチューのようにご飯を欲する一品で、そこにファロッファ(キャッサバ粉)とケール炒めが加われば、現地そのままの食卓が再現される。粉の香ばしさと青菜のほろ苦さが、濃厚な豆と肉の旨味を絶妙に引き立てるのだ。 伝統を忠実に届ける潔さがここにはある。塩気も強く、肉も豆も胃袋にずしりと響く。それでもまた食べたくなるのは、何世代にもわたってブラジルの人々に愛され続けた料理の力だろう。世界への玄関口・成田ではあるが、ここはもうすでに小さなブラジル。飛行機に乗らずとも、ブラジルを堪能できることをお約束します。 ご馳走様でした。 — テコテコ0476-22-1811千葉県成田市上町858-1https://tabelog.com/chiba/A1204/A120401/12002649/