2015.08.19 昼 遊び心が溢れすぎる「くずし京懐石」@くずし懐石 縁 日本料理 京都市 5000円〜9999円 ★★★★☆ 遊び心は大事なこと。それは相手を楽しませるだけでなく、自分が楽しむことが大切だと思います。 遊び心を屋号にまで持ち込んだ店が京都は今出川にある。暖簾には縁も文字だけだが、『縁ーねこや白河ー』という名前。近くにある老舗和菓子店の『虎屋』にたいしての猫。しかも虎屋の当主は黒川氏。この遊び心の徹底用。(怒られなかったのかな?ww) 遊び心は料理にもにじみ出る。山本善作氏時代の瓢亭で七年修業したという確かな腕を持ちながら、「くずし懐石」を標ぼうする。京都にあっては遊び心を超えて勇気のある行為ともいえよう。 大将が一人。木のいい香りのするカウンター。くずしと言いながら、器など1つ1つの道具や行為に対してのこだわりはびんびん感じます。やはり基礎の上に遊びがあるので素晴らしいのですね。 まずは、「蘇の粕漬け」を突出しで。飛鳥時代のチーズだが粕漬けでの提供は珍しい。こんな昔からあるからやりようがないんですよと店主。くずそうとしてるのは料理だけでなく、少し自虐なテンションが京懐石の雰囲気をいい意味で崩そうとしてくる。 続く「お造り」は鯛。透明感といい弾力といい、白身が持つべきものをすべて持つ。 丸仕立ての「鮑のお吸い物」。生姜の香りで汁ものといては美味なのだが、多少鮑は浮いてる印象。 「鮎」成魚の鮎を蓼酢でいただきます。鮎の脂が骨を柔らかくしてくれるそうですで、成魚となっても稚鮎のように食べやすい。その上脂は成魚らしい。いいとこどりですね、 「飯蒸し」鰻の甘みが際立つ。蒸されたもっちもちのご飯にも味が染み付く。 淡路産の「鱧豆腐」脂が少なめで上品なお味。山椒が舌に心地よい。出汁も松茸からとっており美味。 炊きたての土鍋の「卵かけ御飯」。崩してますね~。茶碗をお湯であっためてからの提供。黄身だけでたべるのでねっとり感が際立つ。 そうそう屋号のことなんですけど、実は周りの人につけられたと言い訳してました。本当につけてしまう大将の遊び心のほうが立派だと思います。笑 ―くずし懐石 縁075-411-1822京都府京都市上京区烏丸一条下ル龍前町589https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26000475/