2018.03.09 夜 日本一献立を考えた!?二十四節気で変わる季節の料理達。@恵比寿 くろいわ 日本料理 渋谷・恵比寿・代官山 10000円〜29999円 ★★★★★ 「日本一献立を考えた」、恵比寿の日本料理店『くろいわ』のご主人は自信を持って言う。京都の名店「祇園丸山」で腕を磨き、2年前に現在の場所に移転オープン。正統派の日本料理を目指し、なんと料理は旧暦における二十四節気ごとに変えて提供しております。つまり、約2週間に一度料理が変わっていくということ。季節ごとでもなく、月ごとでもなく、二十四節気ごとに料理を変えていくという挑戦が黒岩さんの自負を支えているようです。 さて、本日の3月上旬は、女の子の健やかな成長を願う上巳の節句。茶懐石で提供した今宵の食事に様々な形でこのエッセンスが組み込まれます。ひな祭りには菱の形が使われるそうで、器にもこれが使われる。中には、ジュレに閉じ込められた毛ガニをホタルイカやとり貝の旬の素材に添えております。手前には飯と汁を並べるのは茶懐石の基本スタイルだが、汁はスッポンが使われるなど贅を尽くしたお膳でスタートです。 圧巻だったのは八寸。1つで二人分が盛り付けられるが、趣向を凝らした料理達の奥に男雛と女雛が飾られます。すべての節句や節気に対応した器の用意があるということでしょう。 シンプルな出汁で素材を堪能した「煮物椀」。こちらにはあぶらめ、筍、山葵の葉を合わせます。 「揚げ物」には、白アスパラ、蛤、そら豆。どれも甘さや旨味の強い素材だが、それぞれに塩胡椒、ノビルの酢、粉山椒で味を調えます。 「刺身」には味噌で和えた伊勢海老と昆布醤油のぐじを。鱗はかりっと揚げられております。 焼き物がとってもユニーク。特大の「天然帆立」と「鴨」に、これまた特大の「椎茸」を焼きます。 傘の部分に日本酒をたらして、天然の食材までも器にしてしまいます。この椎茸酒がうますぎます! ちなみに、日本酒のラインアップも凄まじい。十四代を中心にいただいたが、どれも希少性の高い物でそうそうお目にかかれるものではございません。 その日本酒をいただく器もまたユニーク。男の子だったら嫌いな人がいない、戦国大名の家紋をデザインしたお猪口でいただきました。誰が何を選ぶかで性格がわかりますね。ミトミえもんは織田信長でいただきました!笑 クライマックスは食事。カウンターの奥には3つの土鍋が見えたが、まさかのすべて我々のために用意されたもの。「鯛ご飯」、「氷魚ご飯」、「穴子寿司」の3つ。 正統派の日本料理の枠から決して逸脱しない形で、様々なエンターテインメントが用意されております。日本料理の枠からはみ出るのではなく、日本料理の深いところに潜っていくようなアプローチです。きっとあと23回通えば、ミトミえもんの日本料理の造詣が深まること間違いありません。 — 恵比寿 くろいわ03-5793-9618東京都渋谷区恵比寿4-11-12https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13186582/