2026.06.04 夜 結局、こういう食事が一番うれしい。@ぎをん 遠藤 日本料理 京都市 10000円 ★★★★☆ 祇園には、その日の気分と腹具合に委ねられる店がある。花見小路から一本入った楽宴小路に佇む『ぎをん 遠藤』。2011年に開業したこの店は、魚料理を中心に、好きなものを好きなだけ楽しめるカウンター割烹。手書きの品書きには、造り、焼き物、煮物から、サラダ、オムレツ、丼、炒飯までラインナップが並ぶ。 一軒目として腰を据えて食べるのもいい。夜が深まってから、もう少しだけ魚をつまむのもいい。決めるのは店ではなく、その日の胃袋だ。 店主・遠藤功太氏の実家は、有名料理店にも魚を卸す魚店。だからこそ、魚の扱いは実に素直だ。「鯛の造り」は、厚めに引かれた身がぶりんと跳ね返り、噛むほどに淡い甘味が広がる。 続く「鮎の塩焼き」は、香ばしい皮目、身の甘味、腹のほろ苦さまで丸ごと楽しめる一皿。生と焼き、海と川。魚それぞれの持ち味を、最もおいしい形で差し出してくる。 そして最後は、「白ご飯」。 そこに合わせるのは、「明太子」と 「イクラ」。 ねっとりとした旨味と塩気で米を呼ぶ「明太子」、口の中で粒が弾けるたびに濃厚な旨味を広げる「イクラ」。そこへ「香の物」を挟みながら、また「白ご飯」へ戻る。刺身を食べ、焼き魚を食べ、好きなおかずで白飯を頬張る。これが、いかに幸せなことか。結局、こういう食事が一番うれしいのだ。 ご馳走様でした。 — ぎをん 遠藤075-551-7271京都府京都市東山区祇園町北側347-118 楽宴小路内https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26019418/