「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2026.05.19 昼

自由が丘に息づく、パリの空気感@パティスリー・パリセヴェイユ

デザート

東急沿線

1000円〜2999円

★★★★☆

自由が丘のスイーツシーンを長年牽引してきた名店『パティスリー・パリセヴェイユ』。2003年創業、“Paris S’eveille=パリの目覚め”を掲げるその店は、日本のパティスリーでありながら、どこまでもフランスの空気を纏っている。オーナーシェフの金子美明氏は、本場フランスで研鑽を積んだ人物。ショーケースに並ぶケーキ達からは、濃密なバターやカカオの香り、そしてフランス菓子らしい力強さが伝わってくる。

「アルノー」は、その完成度を象徴する存在。ヘーゼルナッツの香ばしい土台に、ミルクチョコレートの軽快なパリッとした食感、その上に重なるオレンジ香るガナッシュ。濃厚なショコラを軸にしながら、柑橘の抜け感が後味を軽やかに整える。ザクザク、パリッ、ねっとり。食感のレイヤーが秀逸で、一口の中で味の印象が変わっていく感覚が面白い。


「ガトーバニーユ」も印象的。真っ白なビジュアルそのままに、バニラの存在感がしっかりと主張する一品。タヒチ産バニラをふんだんに使った濃厚なバニラクリームに、ガナッシュサブレやアーモンド生地を重ねることで、香りだけでなく食感にも奥行きを作っている。口当たりはなめらかなのに、余韻にはしっかりとエレガントなバニラの香りが残る。

金子シェフの菓子には、フランス菓子らしい香りの厚みと味わいの強さがしっかり宿っている。甘味、苦味、酸味、食感のコントラストを重ねながら、一つの菓子として端正に着地させる構成力こそ、この店の魅力だ。自由が丘でケーキを食べるなら、やはり一度はこの“パリの目覚め”を味わっておきたい。ご馳走様でした。

パティスリー・パリセヴェイユ
03-5731-3230
東京都目黒区自由が丘2-14-5 館山ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131703/13005198/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ