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2026.05.18 昼

果物が主役の座につく、福岡最高峰パフェ@プリンス オブ ザ フルーツ

デザート

福岡市

5000円〜9999円

★★★★☆

福岡・薬院の静かな一角に、果物を王子様のように扱うフルーツパーラー『プリンス オブ ザ フルーツ』がある。2016年創業、つまり10周年を迎える節目の一軒だ。福岡のパフェ文化においては比較的新しい存在ながら、いまや“高級フルーツパフェ”の代名詞的な存在。主役はあくまで果物。クリームやアイスで飾り立てるのではなく、産地、等級、熟度を見極めたフルーツを、最も美しく、最も美味しく食べさせるための舞台装置としてパフェを組み立てている。

今回の主役は、福岡を代表する赤い果実と、宮崎が誇る黄金の果実。

まず「宮崎県産 太陽のタマゴのパフェ」は、グラスの上に咲く黄金の花のようなビジュアルに目を奪われる。艶やかなマンゴーは、口に入れた瞬間にとろりとほどけ、濃厚な甘味と南国的な香りが一気に広がる。梅雨前のこの時期が一番いいという話にも納得で、果肉の張りと香りの立ち方が見事。中にはキャラメル系のアイスが潜み、マンゴーの甘さに香ばしい奥行きを添える。初競りでキロ55万円という話題性もある果物だが、ここでは値段の驚きよりも、果物そのものの説得力が勝ってくる。

「福岡県産 あまおうのパフェ」は、赤の迫力で勝負する一杯。大粒の苺を大胆に重ねた姿は、まさに福岡の赤い王冠。噛めば果汁がじゅわっと弾け、甘味のあとに苺らしい酸味がきゅっと輪郭を作る。そこにヨーグルトの爽やかな酸味が寄り添い、クリームの乳味が丸みを与える構成。あまおうとヨーグルトの組み合わせが秀逸で、苺の香りを濁らせず、むしろ余韻を軽やかに伸ばしている。

『プリンス オブ ザ フルーツ』の魅力は、パフェを“甘いもの”ではなく“旬の果物を味わう料理”として成立させているところにある。10年という時間をかけて磨かれてきたのは、果物への敬意をそのままグラスに落とし込む技術。季節が変われば、また別の果物が主役の座につく。次なるプリンスの登場を楽しみに、また扉を開きたい。ご馳走様でした。

プリンス オブ ザ フルーツ
092-753-9600
福岡県福岡市中央区薬院4-18-17 レイナビル 1F
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40043138/

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