2026.04.28 昼 自家製餡が主役の宇治金時ミルク@甘味処 楓 デザート 千葉市 〜999円 ★★★☆☆ 西千葉駅からほど近く、黒い木壁に白い暖簾を掲げる甘味の隠れ家『甘味処 楓』。創業は2002年、石渡夫妻が営む一軒で、店名は四季を彩る楓のような和菓子作りをしたいという思いに由来するそうだ。象徴するのは、やはり自家製餡。国産小豆を炊き上げ、甘味の軸に据える姿勢に、この店の実直な手仕事がにじむ。 いただいたのは人気のかき氷「宇治金時ミルク」。丼からあふれんばかりの白い氷は、まるで雪山のようなビジュアルで、別添えの抹茶蜜、練乳、粒餡、白玉を自分のタイミングで重ねていく構成。 抹茶蜜の青々とした苦味が氷を引き締め、練乳が丸みを与え、主役の粒餡が最後にぐっと和の輪郭を作る。小豆は粒感がしっかり残り、甘さで押し切らず、豆を食べている実感あり。白玉のつるんとした弾力も心地よいアクセントで、王道の組み合わせながら、餡の存在感でちゃんと店の個性に着地している。 全体として、強い驚きで引っ張るタイプではないが、素材の扱いは丁寧で、安心して食べられる甘味としてきちんと成立している。流行のデコレーション系かき氷とは違い、餡を炊き、蜜を仕込み、季節の甘味として静かに整える一杯。気づけば、丼の中の雪山はきれいに消えていた。西千葉でふと甘いものが欲しくなったとき、思い出せる甘味処がある。その事実が、なんだかうれしい。ご馳走様でした。 — 甘味処 楓043-246-8118千葉県千葉市稲毛区緑町1-20-7https://tabelog.com/chiba/A1201/A120104/12000183/