2026.04.14 昼 ぶっかけうどんのルーツに、煮干しの個性を重ねて。@手打ちうどん 温羅 うどん 四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 信濃町の地下にある『手打ちうどん 温羅』。2023年創業の一軒で、店名は岡山の桃太郎伝説に登場する鬼「温羅」に由来する。ぶっかけうどんが岡山発祥とされることを思えば、この屋号でぶっかけを打ち出すのも実にしっくりくる。郷土を背負いながら、地下空間で手打ちうどんを磨き上げる店だ。 いただいたのは「煮干しぶっかけうどん」。 艶のある細めの麺に、刻み玉葱、青葱、檸檬、そして濃厚な煮干しペースト。澄んだつゆで入りながら、途中からそのペーストを崩していくことで、一気に煮干しの濃度を引き上げていく構成が面白い。 つるりと入るのに、噛めばむにっと粘る麺もいい。玉葱の辛味や檸檬の酸味が後半を引き締めるが、主役はあくまで煮干し。素朴というより、煮干しを都会的に編集したような一杯だ。 ぶっかけうどんのルーツに岡山があり、その文脈に濃厚な煮干しの個性を重ねる。王道をなぞるというより、この店らしい角度でぶっかけを再構築している印象。好みは分かれそうだが、うどんでここまでニボニボさせるのはやはり珍しい。信濃町で少し変化球のうどんを食べたい日、ぜひおすすめしたい。ご馳走様でした。 — 手打ちうどん 温羅03-6380-6446東京都新宿区信濃町21 大門ビル B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1309/A130901/13282577/