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2026.04.11 夜

酒もスプーンも止まらない、三茶の“魔の巣”@創作カレー MANOS

カレー

東急沿線

1000円〜2999円

★★★☆☆

三軒茶屋の茶沢通り沿いにある『創作カレー MANOS』。レンガ壁に重たい木の扉、内側から滲む灯りまで含めて、外観からもう完全に「魔の巣」だ。店名はスペイン語で“手”を意味する一方で、「BAR 魔の巣」へのオマージュも重ねたもの。その名前の由来どおり、店の空気そのものがどこか妖しい。昼はカレー屋、夜はスパイスバル。この店は夜になるほどキャラクターが立つ。

バル使いできる店だからこそ、いきなりカレーに飛びつくより、まずは酒と一品を挟みたくなる。その流れで頼んだ「Spice餃子」がなかなかいい。焼き目は香ばしく、皮目はぱりっと、餡はむっちり濃厚。そのままでも十分に旨味で押せるが、ガラムマサラを効かせた自家製酢を合わせると、油の輪郭がすっと整って後味が軽くなる。濃厚だからこそ、さっぱりが生きる。バルのつまみとしての強さと、スパイス使いの店らしい工夫がきちんと同居している。

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そして夜限定の「魔の巣」。この日は「MANOSチキンカレー」「梅昆布しらすのせペペロン激辛キーマ」「鰆と麻婆芋のレモンクリームCURRY」に、さらにダルまで混ぜ込んだスペシャルMIXカレーだ。

暗めのバー空間で向き合うこの一皿は、スプーンですくうたびに表情が変わる。鶏の旨味、しらすや梅昆布の塩気、ペペロンの辛味、鰆の風味、芋のまろみ、レモンクリームの軽さが、ひと口ごとに出たり引いたりする。ダルがそこへさらに厚みとやわらかさを加え、味は一方向に揃うというより、揺れながら広がっていく。暗い店内でその変化を拾っていく感じが、実に「魔の巣」っぽい。

店名、外観、料理、そのすべてが「魔の巣」を感じさせる。三軒茶屋の夜に、こんな妖しい引力を持った店があるのはちょっといい。気づけば酒も進み、スプーンも止まらない。心のスキマをお埋め致します――なんて声が聞こえた頃には、もう遅い。ドォォォォォン!!

創作カレー MANOS
03-6805-3376
東京都世田谷区太子堂3-18-2 三茶ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13237789/

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