2026.04.11 昼 ピンクに染まる、空の上のアフタヌーンティー@バー&ラウンジ トゥエンティエイト コンラッド東京 喫茶店・カフェ 銀座・新橋・有楽町 5000円〜9999円 ★★★★☆ 汐留の高層階で、東京湾を見晴らす『バー&ラウンジ トゥエンティエイト コンラッド東京』。 28階というロケーションそのものが店名になっていて、景色も含めて体験をデザインするラウンジだ。今回は「ロンジン」と組んだ桜と苺のアフタヌーンティー。時計ブランドの端正な世界観を、春色のスイーツとセイボリーに落とし込む企画で、華やかさに寄せながらも、全体はきちんと上品にまとめてくる。 主役はやはりスイーツ。「桜のヴェリーヌ」は淡い色合いそのままに軽やかな口当たりで、桜の香りがふわりと抜ける。「いちごとトンカ豆ガナッシュのタルト リコッタチーズムース」は、苺の甘酸っぱさにトンカ豆の甘い香りを重ねて、見た目以上に印象が深い。「レアチーズケーキ ブルーベリージャム」は酸味とコクの収まりがよく、「紅茶とクランベリーのパウンドケーキ」は余韻まできれい。なかでも時計の文字盤を思わせる意匠をあしらった菓子は、今回のコラボレーションを最もわかりやすく伝える存在で、食べる前にまず目が止まる。可愛さ先行に見えて、甘さの置き方は案外しっかり設計されている。 セイボリーでは「蟹のブリオッシュムースリーヌ」がわかりやすくホテルらしい贅沢さ。「桜ベーコンと春野菜のキッシュ」は香りに春を乗せ、「新玉ねぎのブルーテとつぶ貝のタルタル」が味わいに変化をつくる。 さらに「プレーンスコーン」と「瀬戸内レモンと柚子スコーン」が入ることで、甘味一辺倒で終わらないのもいい。全体を包むピンクの統一感も実に見事で、華やかなのに甘ったるい印象には転ばない。ちゃんと塩気を差し込んでくれるから、アフタヌーンティーにありがちな後半の失速も少ない。 トゥエンティエイトの魅力は、景色の良さだけじゃなく、ホテルラウンジとしての安定感にある。ブランドコラボでも見た目だけの企画にせず、味と構成で成立させるあたりはさすが。春らしい高揚感と都会的なエレガンス、その両方を一度に楽しみたいなら、十分に満足できる一席だ。ご馳走様でした。 — バー&ラウンジ トゥエンティエイト コンラッド東京050-5589-7073東京都港区東新橋1-9-1 コンラッド 東京 28Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13020228/