2026.04.04 夜 二兎が追うのは、米と麺@おダシと銀しゃり 中華そば二兎 ラーメン・つけめん 名古屋市 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 名古屋駅の喧騒を抜けた先、割烹のような静けさを纏う『おダシと銀しゃり 中華そば二兎』。2022年3月30日に創業し、「3年間限定」という終わりが宣言でスタートした一軒だが、彼らが追う二兎は、米と麺。ちなみに、、2年の延長が決まり、今もなお、そのスタイルで支持を集め続けている。 看板の「熟成醤油中華そば」は、丁寧に引き出した鶏出汁に再仕込み醤油を合わせた一杯。レンゲを差し込めば、澄んだスープから立ち上る香りが穏やかに広がる。 口当たりは軽やかで、そこから親鳥のコクがじわじわと追いかけてくる設計。醤油は前に出るというより、出汁の輪郭を整える役割に徹している印象だ。 麺はしなやかなストレートで、スープを過剰に持ち上げず、全体の流れを崩さない。 卓上には鰹節や昆布酢といった調味料が用意されており、途中で加えることで味の輪郭が変化していく。鰹節で旨味を厚くし、昆布酢で後味を引き締める。食べ進めながら自分の好みに寄せていくことができる。 そして、もう一つの軸である「銀しゃり」。三重県産コシヒカリの甘みが際立ち、単体でも成立する完成度を持つ。「卵かけご飯」にすれば、満月たまごの濃厚なコクが白米の甘さと直結し、そこにスープを合わせることで味の広がりが一段と増す。ラーメンとご飯を行き来することで、一食としての満足度が底上げされていく感覚だ。 ラーメンだけでも、ご飯だけでもない。その二つを往復することで成立する一食。米と麺、その二軸に向き合い続ける姿勢が、この店の個性を形作っている。ご馳走様でした。 — おダシと銀しゃり 中華そば二兎052-433-3663愛知県名古屋市中村区名駅2-42-7https://tabelog.com/aichi/A2301/A230101/23080757/