2026.03.29 昼 エスプーマのカツ丼って何だ!?@朝日屋 居酒屋・定食 岐阜・大垣・揖斐川 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 大垣に暖簾を掲げ続ける『朝日屋』。創業は昭和11年、戦前から続く一軒は「うどん」から始まった店だ。だが現在、その主役は少し様子が違う。うどんはもちろんある。ただ、ほとんどの注文がこの2つに集約される。「中華そば」と「カツ丼」。この主役の移り変わりに、この店の面白さが表れている。 「中華そば」は、澄んだスープの見た目に反して、和出汁の存在感が前に出る。鶏ガラの旨味に節や昆布のニュアンスが重なり、軽やかな入り口からじわりと余韻を引っ張る構造。 麺は低加水寄りの独特な質感で、しなやかさの中に適度な歯切れを持つ。このスープにしっかり噛み合う設計で、啜る手が止まらない。 対する「カツ丼」は、この店のもう一つの核。出汁卵をエスプーマ状に泡立ててカツにまとわせることで、見た目からして独特の表情を作るが、狙いはあくまで味の重なり方にある。口に入れた瞬間にその軽い層がすっと消え、出汁の旨味が一気に広がる。そこへ衣の食感と肉のジューシーさが重なり、最後にご飯がすべてを受け止める。これは面白い! うどんから始まった店が、今は中華そばとカツ丼に注文が集まる。この重心のズレは偶然ではなく、積み重ねの結果だろう。どれか一つに寄せるのではなく、それぞれを成立させている点に、この店の実力が見える。そして何より、この内容でこの価格帯。満足度の高さは言うまでもない。大垣でしっかり食べるなら、選択肢としてかなり有力だ。ご馳走様でした。 — 朝日屋0584-78-4054岐阜県大垣市東長町40https://tabelog.com/gifu/A2101/A210104/21008822/