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2026.03.24 昼

奥沢で見つけた、ちょうどいいベーカリー@アルチザン・ブーランジェ・クピド

パン・サンドイッチ・ハンバーガー

東急沿線

1000円〜2999円

★★★☆☆

奥沢の住宅街に溶け込む『アルチザン・ブーランジェ・クピド』。2006年11月の創業、ちょうど20年という節目を迎える一軒だ。オーナーシェフ・東川司氏は、パリで出会ったクロワッサンの衝撃を原点にパンの道へ。店名に掲げた「アルチザン」の言葉通り、その情熱は技術と素材への積み重ねとして、パンへと落とし込まれている。

まずは「クロワッサン」。見た目からして詰まった生地感で、軽やかさよりも密度を感じるタイプ。層のサクサク感より、内側のしっとりとした食感に重心があり、噛み締めるほどにバターのコクがじわりと広がる。原体験がクロワッサンにあると聞けば、この重心の置き方にも妙に説得力がある。

続いて「ピロシキ」。揚げの香ばしさがしっかり立ち上がり、中のフィリングは旨味の厚みがある。油のコクと具材の味が直球でぶつかってくる構成で、食事パンとしての満足度が高い。

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「カレーパン」は濃厚路線。コーヒー風味の生地でカレーを包むという一手で、味の軸をスパイスではなくコクに寄せている。ねっとりとしたルーにほのかな苦味が重なり、コーヒーとカレーの相性の良さをそのままパンに落とし込んだような仕上がりだ。

全体を俯瞰するよりも、それぞれのパンの個性で印象が残る構成。「クロワッサン」の詰まった生地感、「ピロシキ」の油と旨味の厚み、「カレーパン」のコーヒーとカレーの掛け合わせ。それぞれ方向は違うが、食べ応えという一点ではしっかり満足させてくる。奥沢でパンを選ぶなら、選択肢に入れておきたい一軒だ。ご馳走様です。

アルチザン・ブーランジェ・クピド
03-5499-1839
東京都世田谷区奥沢3-45-2 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131711/13035704/

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