2026.03.21 昼 華厳の滝より先に、足が止まる理由@華厳の滝 つみっこ 日本料理 日光・鬼怒川 〜999円 ★★★☆☆ 日光・華厳の滝へ向かう途中、不意に現れる『華厳の滝 つみっこ』。 正直、最初はただの屋台だと思った。でも違った。炭火を囲むように並ぶ無数の串打ちされた魚、その光景に一瞬で足を止められる。あれはズルい。理屈じゃなく、完全に本能に訴えてくるやつだ。ついつい引き込まれる、というより抗えない。 焼かれているのは「山女魚」。じわじわと炭火に炙られ、水分を抜かれていくその姿に、なぜか期待がどんどん膨らんでいく。表面に浮いた塩の結晶、じりじりと音を立てる皮、香ばしい匂い。視覚と嗅覚の連携プレーが完璧すぎる。齧った瞬間、パリッと弾ける皮の快感。その後にくる身のふっくら感と、じんわり広がる優しい旨味。派手じゃない。でも、こういうのがいいって体が理解してる。気づけば無言で食べ進めてる自分がいる。 華厳の滝の圧倒的な自然へ向かう途中で、この小さな火の景色に足止めをくらうのが、なんだか面白い。主役じゃないはずなのに、しっかり記憶をさらっていく存在感。ビジュアルにやられて手を伸ばし、気づけばしっかり満足させられている。「山女魚の塩焼き」、たったそれだけなのに、ちゃんと旅のワンシーンとして刻まれる一本だ。こういう寄り道があるから、旅はやめられない。 ご馳走様でした。 — 華厳の滝 つみっこ0288-55-0166栃木県日光市中宮祠2479-2 華厳の滝エレベーター乗り口前https://tabelog.com/tochigi/A0903/A090301/9010934/