2026.03.19 昼 ぼんごの系譜を、新宿で。@おにぎり まんま 居酒屋・定食 新宿・代々木・大久保 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 新宿の雑踏の中、行列が当たり前の風景になっている『おにぎり まんま』。2023年に「ぼんこ」としてスタートし、現在の屋号へと変遷した一軒だが、その本質は明快。「ぼんご」のスタイルをしっかりと引き継いだ存在である。 握りはふんわりと空気を含み、米粒の輪郭を残す絶妙な力加減。口に入れた瞬間にほろりと崩れ、米の甘みがじわりと広がる。その余白に流れ込むように具材が主張し、全体として一体感を作る設計だ。主役は具材でありながら、米がしっかりと受け止めることでバランスが崩れない。サイズは一般的なおにぎりの1.5倍ほどとしっかり大ぶりで、具材の量も相まって食べ応えは十分。見た目は大胆に具材がはみ出すが、それも最後の一口まで満足感を持続させるための構造。 今回いただいたのは殿堂入りトッピングの3つ。「卵黄醤油漬け+肉そぼろ」はねっとりとしたコクと甘辛さが米に絡み、序盤から一気に引き込む力がある。「筋子+しゃけ」は塩気と脂のバランスが安定感を生み、王道の満足感をしっかり担保。「辛子明太子+高菜」は辛味と発酵のニュアンスが後味まで輪郭を残し、最後まで飽きさせない。それぞれが過不足なく成立していて、安心して選べるラインナップだ。 店主は「ぼんご」での修行経験を持ち、その技術と思想をストレートに表現している。だからこそ、食べた瞬間に“あの感じ”が自然と立ち上がる。『おにぎり まんま』は、完成された型をきちんと引き継ぎ、新宿という場所で成立させている一軒。あの味を求める人にとって、しっかり応えてくれる存在だ。 ご馳走様でした。 — おにぎり まんま03-6457-7877東京都新宿区新宿3-14-23 マヤビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13281189/