2026.03.16 昼 京都土産として名前が残る理由@亀屋良永 デザート 京都市 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 寺町御池の老舗和菓子店『亀屋良永』。天保3年(1832年)創業、「大文字屋」から始まり、のちに「亀屋」へと屋号を改めた一軒。戦時中の強制疎開を経て、戦後に現在地で再建された歴史を持つが、その歩みから感じるのは重厚さよりも、暮らしの中で受け継がれてきた温度感だ。一言で言えば、庶民の文化の中で続いてきた和菓子屋。 看板の「御池煎餅」。見た目は素朴な麩焼き煎餅だが、口に入れた瞬間のサクッとした歯触りから、すっと消えていく軽さが印象的。砂糖蜜の甘さはやわらかく広がり、そこにほんのりと醤油の焦げたような香ばしさが重なり、後味にさりげない奥行きをつくる。軽さと余韻、そのバランスが心地いい。 さらに、菓子そのものだけでなく、パッケージからも文化的な背景を感じさせる。この缶のデザインを手がけたのは版画家・棟方志功で、その存在も含めて記憶に残る仕掛けになっている。京都土産として名前が挙がるのも納得だ。 ご馳走様でした。 — 亀屋良永075-231-7850京都府京都市中京区寺町通御池下ル本能寺前町504https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26000644/