2026.03.14 夜 菓子の思考で組み立てるコース料理@アッサンブラージュ カキモト デザート 京都市 10000円〜29999円 ★★★☆☆ 京都・御所南エリアに店を構える『ASSEMBLAGES KAKIMOTO』。2016年にオープンした店で、昼はパティスリー、夜はレストランやバーとして営業するスタイルをとる。店名の「Assemblages」はフランス語で“組み合わせ”を意味する言葉。その言葉通り、菓子、ショコラ、料理といった異なる領域を行き来する。オーナーシェフの垣本晃宏氏は、パティシエであり、ショコラティエであり、そして料理人でもある。そのバックグラウンドがディナーコースにもしっかり表れている。 コースを通して感じるのは、料理の中に菓子の発想が入り込んでいること。カカオやフルーツ、キャラメルといった素材がアクセントとして使われ、甘味や酸味が料理の構成の中に組み込まれている。皿ごとに印象の差はあるが、ショコラティエの視点で料理が組み立てられているのは、この店ならではの個性だろう。終盤のデザートに入ると、やはり本職の安定感を感じる。 「蛤 シルクスイート カカオ」蛤の出汁にカカオのエスプーマを合わせた一皿。貝の旨味にカカオの苦味を重ねる構成。「シュー フォアグラ 金柑」シュー生地の中にフォアグラ。金柑の酸味とキャラメルのニュアンスでバランスを取る。「マカロン 鶏レバー 木苺」炭のマカロンに鶏レバー、木苺の酸味。菓子のフォーマットを前菜に転用した一皿。 「ヤイトガツオ 藁焼き 無農薬野菜」藁焼きの香りをまとったヤイトガツオ。小松菜、ディル、ミント、山椒。 「甘鯛 フリット」甘鯛のフリットに、菜の花のソースと蕗の薹で春らしい苦味。 「どんぐり豚 根セロリ 海苔 タルト」脂の旨味のあるどんぐり豚。根セロリのピュレ、海苔の佃煮、タルト生地の組み合わせ。 「亀岡牛 ドライフルーツ煮」イチジクやレーズンと共に煮込んだ亀岡牛。 「寿司」揚げ海苔のコーンにご飯、キャビア、鰹、雲丹。生姜のエスプーマ。 「デザート」メレンゲの器にヌガーグラッセ。苺とオレンジのアイス。 「小菓子」ショコラ、サブレ、ボンボンショコラ。 料理の中にフルーツやカカオといった菓子の要素を取り込み、最後はショコラとデザートで締める流れ。昼のパティスリー営業も含め、この店の軸がどこにあるのかが自然と見えてくる構成だ。ご馳走様でした。 — アッサンブラージュ カキモト050-5570-8411京都府京都市中京区竹屋町通寺町西入ル松本町587-5https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26027283/